こんにちは、ひだまりママです。
先日のビジネス講座にて学んだ、自分の思いの発信。
相変わらず文才はないですが、思いの丈を書いてみようと思います。
助産師になって一番最初に勤めた病院は、県外の総合病院の産婦人科病棟でした。
月60件を超える分娩件数があり、新人助産師は勤務する毎に必ず『分娩係』
1日に6件も取り上げると、何が何だかわからないこともよくありました。
2交代制の病院だったので、夜勤は16時半の申し送りから、翌8時半までの連続勤務。
3リーダー制の、婦人科・他科チーム、妊娠分娩産褥チーム、新生児チーム。
3人夜勤ですが、わかりますか?フリーで動ける人がいないので、よっぽどでない限り仮眠は取れないシステム。
机で記録しながら、寝てしまう・・・なんてことがよくありました。
お産が忙しかったり、リカバリーのおばちゃんが騒がしかったり、目の離せないべびちゃんがいたり・・・
ほんと、若かったからこそできたと思います。
病床数が半端なかったので、私たち助産師も、整形・眼科・内科まで担当したこともあります。
夜勤で初めて逆子ちゃんが来たときは気が引き締まりましたね~。
たしか独り立ち夜勤(先輩助産師もいなくなり、他2名は看護師となる)の初回。
日中に逆子の経腟分娩介助(逆子分娩の主導はドクターです)を経験した直後でした。
私が新人のころに勤めた病院
逆子の出産はご夫婦の意向とやる気次第で、経腟分娩を奨励していましたから、経験もたくさんさせていただきました。
→時代の流れか、今では逆子を下から頑張る方も減ってきたそうです。
ただし逆子は、リスクの高いお産になりますので、夫の協力が入院からずっと得られることが条件(入院後はコルポという水風船を膣に入れて、赤ちゃんが下がってくるまで押さえておきます→夫の役目)
お産時は必ず、ドクター2人体制(ママを診るドクターと、赤ちゃんを診るドクター)です。
夜勤で問い合わせが来て、カルテで逆子を知り、来院されて破水していない限り、診察するのは助産師の私。
たしか経産婦さんだったんですよね。
23時ごろ、子宮口5センチ。胎胞(+)
…間違いない。この人、私の夜勤中だ。
そして当直医に電話。
『先生~逆子の入院です。
○○さま。○週○日。推定体重○○グラム。○経産。子宮口5センチ。ステーション-1.展退50%。。。そのほかの情報。。。。。
あの…私、初めての独り立ち夜勤なんです。よろしくお願いします』
※一部専門用語表記がありますこと、お許しください。
経産婦でこのような所見があれば、限りなくお産が近いことを表します。
そんな電話をかけたのを覚えています。
無事お産が終わって、赤ちゃんも元気でほっとしたお産が、独り立ち夜勤初日の思い出でした。
独り立ち夜勤終了後、寮に戻り眠りました。
…次に起きたら10時だったんですよね。……夜の10時(笑)
すごい緊張の夜勤だったんだろうなぁと、今でも思います。
この病院の時に結婚、妊娠し、27週の時に3月末で退職しました。
2件目の総合病院は、県外の市民病院。
小規模でしたが、NICU(新生児用集中治療室)も併設の病院でした。
3交代勤務も経験し、息子を子育てしながら勤めた病院でした。
亡き夫も工場で夜勤していたので、私が夜勤の時には、義母にお世話になりながらの仕事でした。
ちなみに息子は生後9か月から保育園デビュー(私の仕事復帰)です。
この病院に勤めたことが、私の助産師人生の転換期になりました。
さかのぼること3か月前、私が産後6か月の時に、私のターニングポイントがやってきます。
ふと目が覚めると
ひどい腰痛・寝返りが打てない・起き上がれない・抱っこすらできない…そんな事態に
整形に運び込まれてレントゲンを撮られ、
『整形では歪みはわかんないの』
『骨粗しょう症はないよ』と
納得のいかない説明を受けたのがこの時です。
なんとか日にち薬で良くなり、3か月後に勤め始めた市民病院で、現 母子フィジカルサポート研究会(母子整体研究会)のセミナー案内を目にするのです。
息子が1歳になってから、何度も何度も東京に足を運び(当時住んでいたのが栃木県だったので)、セミナーで学ぶいろんな整体スキルを習得していきます。
病院では骨盤ケアの導入をめぐり、いろいろあったのですがね。
語ることがあればそれはまた後程。
息子が3歳前後になったころ
夫が亡くなりいろいろあって、広島での母子家庭が始まります。
健診センターに勤めたりもしましたが、助産師としてまた勤めたいと勤務し始めたのがK産婦人科です。
それまでは『トコちゃんベルト』 もどき が使われていたK産婦人科。
私が入職後に、トコちゃんベルトを導入し、1年後から『整体マザークラス(私の退職後は骨盤ケアクラスと名称変更し存続中)』が始まりました。
自分の体験から学んだり、広島でもいろいろな学びをしたり…
整体スキル(オステオパシーやカイロプラクティック)を深めるため、福岡のトコ・カイロプラクティック学院に通いながら導かれた持論。
それは…
からだの責任は本人にしかとれないということ。
守るのは自分自身。
他の誰かでもなく、薬でもなく、ものでもなく…
妊娠中であれば、
ママ自身はもちろんですが、ママに宿る赤ちゃんも守れるのは、やはりママしかいません。
整体のスキルを身につけると…
「腰痛等を治す人」…と思われがちですが、
私には治せません。
治すのはご本人様にしかできないことですから。
ただし、自己治癒力を高めるためのお手伝いはできます。
私がゴールに連れていくのではありません。
あくまで私は伴走者。黒子なんです。
車で言うならば
壊れたものを直す修理工ではなく、長く快適に走り続けるための整備工…のスタンスですね。
よって、私に治してほしいと思って来られる方からすると、物足りなさを感じるかもしれません。
…でも、私は皆さんに「お母ちゃん」になっていただきたいのです。
「お母ちゃん」は、家族を支える太陽のような存在。
他人任せ・もの任せでは、家族、特に守りたい「わが子」は守れないのです。
「自分のからだは自分で守る」
そのための方法や考え方、生活の仕方など
「お母ちゃん」になるために、からだを通して知ってほしい。
それがマミィケアひだまりで伝えたいことです。
妊娠したら、子どもを産んだら…知りたくなったらいつでも
マミィケアひだまりに訪れてみてくださいね
お待ちしています。
長文失礼いたしました。