アダルトチルドレンとは、
機能不全家族のもとで育ち、
子ども時代に親との関係性で
何らかのトラウマをもったまま大人になった人のことを指します。
こんにちは。
どんちゃんこと、平中敦子です
私は20歳の頃、
自分はアダルトチルドレンなんだと認識しました。
生きていていいのだろうか
私には、その価値があるんだろうか
いつも自分を責めながら
問い詰め、
答えが見えずに苦しんでいました。
睡眠障害やうつ状態、やめられない自傷行為がつづき、
誰にも相談できなかった私は
当時まだ小さかったガラケーで
自分のこの原因を知るために
そして自分の居場所を探すように
いろんなサイトを歩き回った結果、
自分がアダルトチルドレンであるのだと知りました。
が!!
この自覚が、私のこじらせ人生を加速させてしまったのです。
※これはケースバイケースで、自覚することによって良い方向に向かう方もいらっしゃいます
今日はそんな私から、自分の人生を取り戻すためのヒントをお伝えします。
今でこそ思うのですが、うちの家族全体のテーマは無価値観だと思います。
人によって「悲しみ」や「寂しさ」が主感情ですが、総合的に見るとそれらも重なりあう「無価値観」。
他人を責めるよりは、自分を責める方にエネルギーが向きやすいです。
(そもそも、アダルトチルドレンは他人軸よりなので、テーマとなる感情もこの8感情の下半分が当てはまりそうですね。)
そういう意味では、自分がアダルトチルドレンであること、生きづらいのは自分のせいではなく育った環境に要因があったことを知ることで、救われる部分はありました。
私のせいじゃなかったんだ。
私は悪くないんだ。
それを知って、確かに気は楽になった部分はある。
だけど、私は被害者の椅子に座ってしまいました。
被害者意識が強いと、結構厄介です。
だって、自分の意識次第で世界はとらえ方が変わるのに、受け身で終わってしまうから。
私が悪いんじゃない。
環境や、家庭や、両親が悪いのだから。
そうして私は、恨むことしかできなくなってしまったのです。
くわえて、無価値観がテーマの家族。
かわいそうなものに同情したり
逆に、かわいそうな立場になることで
自分の役割や居場所を見出そうとする面があります。
こうして、私はどんどん
自分の置かれた環境や状況に悲嘆し、
自分を被害者として扱い、
かわいそうな現実をつくりだしてしまいました。
そこから抜け出すには、
相当な時間とエネルギーが必要でしたよ
結果オーライだけど、
私はできれば、今苦しんでいる人たちには
わざわざこんなに遠回りをして欲しくない。
被害者の椅子は、とっても居心地がいいです。
だって、そこに座っていれば向き合わなくて済むから。
だけど、どんなに居座っていても何も解決することはありません。
確かに、あなたは悪くありません。
だけど、今起きている問題はあなたにしか変えることができないんです。
あなたの人生は、あなたしか変えられない。
逆に言えば、あなた次第で変えられるということ。
そのために、周りに助けてもらったり、サポートしてもらうことは大切です。
だけど決して受け身にならないで。
絶対に変えてみせるんだという気持ちを、忘れないでください。
そしてもう一つ。
あなたが被害者の椅子に座ることで、同時に加害者の椅子の存在を作ってしまい、誰かを座らせてしまっていることに気付いてください。
あなたがそんなつもりはないことを、よく知っています。
だけど、これはこの世界のしくみなのです。
照明をつけるONスイッチをつくろうとしたら、必ずOFFにするスイッチがついてきます。
それでワンセット。
被害者と加害者も、これでワンセット。
これは社会のルールとして私たちの中に教育されてきた要素も強く、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
だけどぜひ、「常識」と呼ばれるものも、一度は疑ってみてください。
加害者は、誰かの被害者でもあるのです。
DVをされて育った子供が、絶対に親みたいにはなるまいとしても、自分の子供に暴力を振ってしまうという話を聞いたことがありませんか?
(全ての方がそうではありませんよ)
それだけ私たちは長い間、傷ついてきたし、世代を超えて癒しを求めてきました。
一体だれが、だれを責めることができるのでしょうか?
(だから先人は「法」をつくったのでしょうね)
あなたが光を選べば、闇を生み出すということ。
本来は、光も闇もひとつです。
あなたは悪くありません。
だけど、同じように、あなたのご両親も、家族も、悪くないのです。
そんなご両親を、家族を癒そうと勇気と愛をもって生まれてきてくれたあなたに、感謝と最大の敬意を。
もう十分だから、あなたの人生を生きましょう?
そうすることで、あなたの未来の家族や子供たちが癒され、いずれ過去の連鎖も許し癒されていくのです。
あなたの勇気と行動が、あなたから続く果てしない未来を変えていくよ。