動物には「治療」の選択肢はありません。
全てを飼い主さんに委ねています。
それは動物が「病気を治して欲しい」と思っていないのです。
なぜでしょうか?
動物だから。
苦しいとか痛いとか辛いとかの感覚はあります。
「これが無くなったらいいなぁ」とは思います。
動物は「自然治癒力」があるのを知っています。
なので「治る」ことを理解しています。
それは「自然」なことだからです。
私達は調子を崩すと「すぐに病院に行こう」と思います(人の場合ね)
動物は調子を崩すと「自然に治るのを待つ」のです(動物だから)
それが自然界に生きる生物の自然な在り方です。
そうしてくださいね・・と言っているのではありません。
私達と暮らす動物ですから、調子を崩したら動物病院に連れて行って診てもらうのは自然なことなのです。
飼い主の義務です。
動物は「死」に対しても私達とは違う価値観を持っています。
動物は生きることを諦めません。
どんな状態でも生きようとします。
それも自然なことです。
ただ人のように「生きたい」とは思いません。
もっと生きよう・・・元気になったらあんなことをしたい・・・
そう思うことはありません。
シンプルに受け入れています。
自分の身体が元に戻らないことも動物はわかります。
「治らないなんて言わないでなんとかしてください」とは言いません。
旅立つ時も知っています。
それも自然なことだと知っています。
自然なことであったとしても、大切な飼い主さんが嘆き悲しむことも知っています。
なので「最高の旅立ち」を演出してくれるのです。
彼らの最期はどんな時も「ありがとう」です。
それが「安楽死」だったとしても。
どれほど身体が辛くても生きる姿を見せてくれます。
安楽死の選択を飼い主さんがどれほどの葛藤と迷いの中で決断するのかを知っています。
それが「愛」であるからです。
決断しては取りやめ・・・その苦しむ姿を見てまた迷い葛藤し決断し・・・
その時も動物は「楽にしてくれてありがとう」と伝えています。
動物の身体は楽になりましたが、飼い主さんの後悔や苦しみは残るかもしれません。
いまの時代、安易に安楽死を決断する飼い主さんも獣医さんもいないだろうと思います。
究極の選択を迫られるのです。
動物だって苦しいのです。
その決断は動物を楽にします。
「やっと身体から出られるよ。ありがとう。」
動物はそう伝えます。
私はミントの安楽死を二度考えたことがありました。
最初は倒れて意識不明になった数日間。
東大病院に入院して数日意識不明でした。
先生から電話を朝晩頂きましたが3日目の朝に「大学病院はいつまで意識の戻らない動物を置いてくれるのですか?このまま意識が戻らなければ私は決断をするべきでしょうか?」主治医にそう話しました。
主治医は「そんな事、言わないで。僕は諦めてません。」
その日のお昼にミントは意識を取り戻しました。
2回目は癲癇発作の回数が増えてステロイドの投与が始まった時。
主治医から「このまま回数が増えると重積発作となりミント君自身が辛い状況になります。」と言われた時。
まだその状況ではありませんでしたが「そういう時が来たら・・・」と安楽死がよぎりました。
結果、ミントは重積発作には至らずにそれでも癲癇発作が引き金となり苦しむことなくあっさりと風のように旅立ちました。
その時もミントは「長い間、ありがとう。またね。」そう伝えていたと思います。
動物はいつでも「ありがとう」の言葉を残して旅立っていきます。
どんな旅立ち方でも同じです。
自分のために愛情を一身に注いでくれて、最期の時まで一緒にいられることを考えてくれて旅立ちを誰より悲しんでくれる飼い主さんには「感謝」しかないのです。
動物はそのような存在です。
陽だまりのしっぽ 美香
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