弁護士事務所に持って行く書類を整理してると思わぬ物が目につきます。その都度手が止まり懐かしくなったり、辛くなったり…。
自分でも驚いたのは、夫の死亡診断書のコピーを目にしたときです。鼓動が耳に響くくらいドキッ!としました。涙が溢れて止まらなくなりました。
私はこれまで夫が亡くなった日より、くも膜下で倒れた日の方が夫に対する喪失感を強く感じていました。
意識は有っても意思疏通ができなくなり、夫が別人になったようで以前と変わった姿の夫を受け入れられませんでした。
でも今日の鼓動で気がつきました。
事実と向き合うのが恐くて、夫の死を連想するものから目を背けてたので喪失感を感じなくて済んでただけなんだと。
嫌な事や受け入れたくないものには逃げて近づかない! 私の悪い癖です。
夫がもう居ないのは頭では解っているけど、気持ちが伴っていませんでした。初めて見たはずではないのに診断書は否応なしに私に事実を突きつけてきました。
夫はやはり亡くなったんだ。もう居ないから帰って来ないんだ…。思い知らされました。
なぜか今日はしっかりと診断書を手に取り見ることができました。少しずつ現実を直視できるようになってきているのでしょうか?
また一歩進めたのかな?