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ついに完走か!? 未知の山頂はどんな世界なの???
2017年、第16回霧島登山マラソンの世界へ! |
山岳ステージに踏み入れると、そこは全体が木々に覆われた 森林 。
密集した葉の隙間から光が射し込む多少薄暗い森を駆け抜けることとなる
もちろん整備された舗道ではなく、
足元には木々の根が地上に剥き出しのまま絡み合うように生え、
なんか無性に木々の生命力を感じる不思議な空間に思える
さっきまで青空と太陽がサンサン
と照りつけていた空間から一変する。
まさに、「The 登山道」 であった。
「暴れまくって蹴散らかしてやろう
!」って意気込みだけはあったものの、
舗道の坂道 5.5km Runを終えた直後の登山Run

登山道に入るやいなや、太ももにズッシリと重みがのしかかってくる

足をもっと素早く軽快に出そうと頭では考えるも、足がいうことを聞かない。
2kgのリストウェイトを片足ずつ付けているかのように
一歩一歩がとにかく重くなる
登山道の段差には時折手作りの枕木が親切にも敷かれているのだが、
その段差は不揃いであり、軽く一歩でまたげる箇所もあれば、
二歩分を大きくまたがなければならない箇所もある。
そんな登山道が余計に足全体へ負担を掛けてくる
日々のデスクワーク
で自宅と会社を行き来するだけの日常では
こんな体の動きはまったくしないし、
普段使用していない控え選手の筋肉達まで駆り出され、
体全体を必死に動かしている
結果、舗道上のように「走る
」という行為はまったくできず、
良くて「早歩き」しかできなかった
(といっても、終始ほぼ「歩き」でしたけど...笑)
それでも「歩き」とはいえ、呼吸は走りの時と変わらず常に荒く、
苦しい息遣いが続く

しかし、登山道に入って約10分後には足場の悪い登山道にも慣れ始め、
ペースを上げてみては、前を走っていた少しペースの遅い集団に追いつくと、
僕の気配を感じ取られ、道を譲られ、追い越しを促してくれる。
(でも結局は、抜いた集団にまた抜かされるの繰り返しでしたけど
)
「まだまだ先は長い
」
無駄なエネルギー消費は極力避け、エコドライブに努めた
スタートしてから1時間を経過した頃だったろうか、
1位の方がゴールされたことを知らせる花火が打ちあがる音が聞こえた
「ウソやろ?? こっちは登り始めたばかりなのに、
どうしたらそんなに早くゴールできるわけ?? 人間じゃねーわ!」
と苦しい呼吸の中、正直な気持ちが声に出ていた
「まこちすごい人がいるもんだ」 と驚き感心するばかりだった。
それにしてもとにかく山を登る、登る、ひたすら登るしかない
とにかく無心で登り続けた。。。
相変わらずの「歩き」なのに、息はずぅ~っと荒いまま。
それでも登る、登る、とにかく登るしかない。
登山道に入ってから1時間が経過した頃、
これまで僕を覆っていた木々や草木の呪縛から解かれ、
登った人しか見ることのできない素晴らしい景色が目の前に突然現れた
「ここまで諦めずに登ってきてホント良かった~」
と心から実感できる瞬間でした。
するとすぐに8km地点の第2関門
が見えてきて、
ゴール
がある山頂まで残り1kmであることがわかった。
あまりの景色の素晴らしさに気分は高揚し、苦しみが半減する。
山頂に近づくにつれ、
平野では普段目にしない真っ赤な岩石が所々に散在しており、
土ではなく、水はけの良さそうな小粒で丸っこい火山石や砂が道を覆っている。
これがまた踏ん張りが利かず、ズルズルと足元がスライドし、
エネルギーを無駄に消費してしまう非常に歩きにくい道だった

すでにゴールした勇者達
が徐々に下山し、
すれ違いざまに清々しい表情で温かい声援を送ってくれる中、
ふと気が付くと、昨年リタイアした場所に辿り着いていた。
GOALまで残り400mの地点だ。
たしかに「Runtastic」上にもきちんとGPSデータが記録されている
やはりこの場所だ!
しゃがみこんで俯いている自分の分身が見えるかのようで、
昨年の自分を横目にガッツポーズ
をした。
今年はバッチリと『エネルギー切れ回避対策』を練ってきていたため、
現時点まったく問題なかった
!
『よし!イケル!やっとここまで来たぞ!
この先は未知の世界!ここからが本当の勝負だ!』
残り山頂までの道のりはどんな光景が待っているのだろう
想像するだけでもまたワクワクしてくる
道はほとんど砂利状態
傾斜もキツいし、足元はズルズルと滑る。
すると 天空に通じているかのような不思議な雰囲気の尾根が現れ、
ど真ん中を通る一本道のその先には鳥居が見える。
まさに神が通る道なのか?
信仰心を持たない自分だが、
特別な存在を感じてしまう不思議な場所 だった
また、鳥居の先にはさらに傾斜が伸びており、
さっきまでてっぺんにかかっていた雲が急に晴れ始めた
そして、そのてっぺんには緑から突き出た 岩山 が現れた
「もしかしてあれが山頂なのか??」
自問自答しながらひたすら登る。
『あぁ~!まこちきちぃ~
!
誰がこんなマラソン大会を考えたんだよ!
バッカヤロォ~
!』
って暴言を吐きながら、怒りとともに笑い
が沸々と込み上げてくる。
やっぱこの大会サイコ~!
日常ではけっして味わうことのできないこの苦しみが
チョ~気持ちいい~! チョ~楽しい~~~!
病みつきになるわ~~~


「あともう少し!ゴール
は目の前だ!」
そう自分を励ましながら、僅か先のまだ見ぬゴール地点を目指した。
そして遂に突き出た 岩山 を超えると、
すでにゴールした勇者達
に見守られながら、
ゴールテープ
を切ることができたのだ。
ゴールテープを切る瞬間は、
このマラソン大会に対するこれまでの熱い想いが一気に込み上げてきて、
涙が出るほどホントうれしかった
ゴールでずっと待ってくれていたUGがすぐに駆け寄ってくれ、
お互いの栄誉を称えあった
Timeは2時間05分09秒だった。
Timeは2時間05分09秒だった。
決して誇れるTimeではないが、
今回の目標は「とにかく完走すること」だったので、もうどうでも良かった。
あの2012年に出会ったテレビ番組
のコーナーから始まり、
UGを巻き込み迷惑かけながら約5年。
夢にまで見た「霧島登山マラソン完走!」が遂に実現した
三連休の期間中であったこともあり、
山頂にはランナー以外にも一般登山客で賑わってました
天気もいいし、景色はサイコーだし、みんなも笑顔だし、
この達成感は何ものにも代え難いものでした
俺とUGは高千穂峰山頂でこの達成感を十分に満喫し、
そして、1時間もかからない時間で給水所に到着し、
少し休息を取ったあとは、大会会場までの舗道下り5.5kmが残っている。
僕らは自衛隊のメガクルーザー
に初乗りさせてもらい、
大会会場までの帰りを運んでもらった。
またこれもいい経験でした!
意外にもショックの性能が良くて、
ほとんどぶれたり跳ねたりすることもなく、非常に快適な車だった。
スタートラインのある会場に到着し、
会場のステージ上で「完走証」と「温泉チケット
(極楽温泉を選択)」を頂いた。
UGの車一台で極楽温泉
へ向かい、大会の疲れを癒した
そして、癒された爽快な気分でまた大会会場へ戻り、
この大会のお楽しみである14時からの懇親会
に参加。
宮崎牛、豚、鶏、おにぎり、焼酎カップ、ビールをたんまりと頂いた。
初完走できた後の懇親会は、
これまでとは一味違った優越感に浸れる宴でございました
(帰りの運転が無くて、酒が飲めればなお最高だったろうに・・・残念
)
それにしても、なんて至れり尽くせりのマラソン大会なんだろう


「また来年も必ず出場するからな!
てゆうか、これからも毎年出場すっからな!」
そう高千穂峰に向かって誓い、
宮崎の自宅
へとそれぞれ帰っていった。