こんにちは、フォトグラファーの

森藤ヒサシです。

 
先週は新年の挨拶を兼ねてのブログだったので、
2週間ぶりの"森藤ヒサシストーリーです"
 
 
久々なので、
ここ数回分載せておきます。
 
 
日本に帰ってきて、
数ヶ月悩んでいましたが、
PGC(Pioneer Green Circle)と言う
30代40代の写真館の若手を中心とする、
次世代の集まりに入会したことで、
日本での写真の疑問や
写真館の経営の疑問など、
少しずつ解消し始めました。
 
 
 
というわけで
今日は真面目に写真とPGCの話です。
 

セルフポートレート (若い!!)
 
 
 
1996の夏、PGCに入会し、
写真の技術だけではなく、
人間力や、経営など、
色々な勉強ができるのを、
とても楽しく思えるようになってきました。
 
 
だって、
28才まで、
ほぼ、写真の勉強しかしてきてないんですよ。
 
経営、人間力、マーケティング、店作り、
なんて、考えたこともほとんどありません。
 
それまで、
 
どうやって写真が上手くなるか
 
ということしか考えてこなかったので、
経営や人間力に関しては
ある意味おバカさんです。
 
 
 
今思うと、
20代前半に写真以外のことも
もっと勉強しておけばよかった、
と後悔してます。
 
 
日本の大学時代4年間が、遊びすぎたしね。
 
 
 
PGCでは、年に2回の大きな研究大会の他に、
色々な同好会のようなものがありました。
 
写真研究同好会に入りましたが、
そこでは特に写真の技術を学べたのは、
すごくありがたかったですね。
 
 
日本の写真、特にライティングは
アメリカで学んだライティングと、
考え方が、全く違うのです!
 
 
アメリカでは、
直接斜めから光を当てるライティングでも、
ただでさえ彫りの深い欧米人を
かっこよくきれいに撮影することができます。
 
でも、日本人にたいして同じライティングをすると、
のっぺりとした顔にしかなりません。
 
だって、欧米人と日本人の顔の作りを比べると
日本人の顔って、鼻は低いし、眉の部分も平で
全体的にのっぺりしていますもんね。
 
 
PGCの写真研究同好会では
 
のっぺりした、日本人の顔を、
より立体的に、そして、
肌の質感を滑らかに見せる方法
 
を学ぶことができました。
 
 
日本ならではというか
日本人だからこそできる
日本人をきれいに見せることのできる、
ライティングテクニックです。
 
 
アメリカでは東洋人用のライティングで撮影するのではなく、
欧米人用のライティングだったので、
全く違うんですよね。
 
 
とはいえ
この日本人用のライティング
とても繊細で難しいので、
このライティングができる人は、
とても少ないです。
 
 
私も教わったのはいいのですが、
この技術を習得するのにも、
時間がかかりました。
 
きちんと身に付いたと思えるのは
教わってから5年後。
 
 
技術って学んでも
自分で身につけるのって、
まあまあ時間かかるんですよね。
 
 
どんなライティングかというと、
 
 
顔全体は柔らかな光で包み込み
ハイライトからシャドウまでが、
きれいなグラデーションで表現されている感じ。
そしてハイエストライトを立てることで、
全体的に柔らかい雰囲気の中
アクセントもあり、
顔を立体的に表現しているライティング
 
 
ちょっと何を言っているかよくわからないと思います。
 
ただ、
アメリカで学んだライティングのテクニックではなく、
日本人を立体的に見せることができる
ライティングテクニックなのです。
 
 
このライティングを学んだことで、
写真の悩みが一気に解決していくことになります。
 
もちろん今も、
このライティングを応用して撮影しています。
 
 
その結果、どんなところでも、
人物を美しく表現できるようになり、
たくさんの賞もいただくことになるのです。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 

 

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