作曲センスを問われる転調の難しさ | ひっこりーPのブログ

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作曲のテクニックの一つに転調というものがあります。

割とオーソドックスな作曲テクニックの一つで、

これは歌の基準となるKeyという音を曲の途中で上げたり又は下げたり、

keyはそのままでマイナーkeyからメジャーkey変えたりするテクニックです。




聞いてもらったほうが早いと思いますが、

例えば「Green」の「キセキ」という曲ですが、

http://www.youtube.com/watch?v=s_lcH_2nw-o 

サビの部分を転調させて雰囲気を変えています。

これはメジャーキーをマイナーキーに変えて

曲の雰囲気を一気に変えている感じですね。

他には「Mr.Children」の「抱きしめたい」ででも使われています。

http://www.youtube.com/watch?v=y0aZt--4FAw 

この曲もサビの部分で転調してますが曲の雰囲気は変えずに、

keyの音程だけを変えてキセキよりは少しおとなしめの変化という感じです。





実は僕は転調が大嫌いなんです(笑)

転調を使うと簡単に曲の雰囲気をガラっと変える事ができるので、

頻繁に使われることがあるのですが、

それゆえに転調の変わる雰囲気というのが

どの曲も似通ってしまうからです。

また、ネタがないのでとりあえず使ってしまおうと安易に頼ってしまいがちです。

この転調というテクニックは特に作曲家のセンスを

問われることになるテクニックです。

とりあえず使ってみたというような安易な転調は

間違いなく曲全体を格段にダサくします(笑)

そこで自分がうまいと思った転調のテクニックを使った楽曲を

ご紹介したいと思います。

まずはこの曲「hide with spread beaver」の「ever free」という曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=q-vo0x7zZ90 

この曲は2コーラス目から最後のサビにかけて転調をしています。
 
間奏の部分で変わっているのですがわかりますか?

通常はサビに直前に変えるのが一般的なんですが、

この曲は間奏でうまく転調をして転調ということを感じさせないセンスのある

テクニックを使っていると感じました。

次は「Mr,Children」の「終わりなき旅」です。

http://www.youtube.com/watch?v=QNODDiuIjGE 

この曲は曲中で何度も転調を使っています。

その数9回です。

何度も使うことによって転調を転調と感じさせないというか、

この曲のメロディと曲の構成だけではなく歌詞を含めた曲のイメージを、

考えて使われた高度な戦略だと感じました。





あなたの好きなアーティストはどんな工夫を曲の中でしているでしょうか? 

こんな風に曲の構成に目を向けて音楽を聴いてみるというのもとても

おもしろいですよ!