自分がボーカロイドをしようと思ったきっかけは、
単に音楽を作って発表するだけじゃあつまらないから
数字になる目標を決めてやってみようとしたのがきっかけだった。
その数字というのがニコニコ動画の再生数で、
その再生数を最短距離で増やせるツールが
ボーカロイドだと考えたからそうしたまでだ。
だが、こういう言い方をしてはなんだけど
意外とボカロの世界は素晴らしいものだった。
売り上げや納期を気にせずに自分の趣味を貫き通せるというのは
強い独創性が生まれる。
歌詞も曲もそれぞれ個性があって本当に素晴らしい。
本来の音楽の世界はこうあってほしいものだけれど、
大人の事情があってレコード会社も
今はそういう奇抜な路線は避ける傾向にあるんだろう。
利益をだすという目標を設定すればそれだけ音楽に要求する角度も狭くなる。
それが最近の音楽がつまらないといわれる所以だろうな。