172 久留米地名研究会解散へ向けた2月テーゼ(THESE)  | ひぼろぎ逍遥

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172 久留米地名研究会解散へ向けた2月テーゼ(THESE) 

      20150206

久留米地名研究会 古川 清久

 地名研究会全体と言う訳ではありませんが、久留米地名研究会の解散が必要ではないかと考えています。

 勿論、皆で相談してからでなければいけないのですが、久留米の会は、20082月に久留米市の高良大社の麓にある天台宗の古刹御井寺に67人のメンバーが集まり第1回目の設立準備会合を行い、活動を始

めました。 

以後、太宰府、菊池(川流域)、玄海の3つのサテライト研究会を結成するなど順調に活動を続け、今年の2月でいよいよ8年目に入りました。

 この間、久留米、太宰府の重複を避け、太宰府がトレッキング中心の現地探訪見学を行うフィールド・ワークの会に変わりましたが、並行して、九州王朝論の立場から古代史の公開講座を行っていた久留米大学との接触が深まり、ここ数年、地名研究会メンバー及び関係者からも多くの講演者を送り込んできました。

 ところが、久留米大学の公開講座(古代史)九州王朝論は他の多くの公開講座と比較して、唯一、多くの受講者(100170)を維持し、年間で延べ3000人近い参加者を得ているのです。

 一方、地名研究会も「邪馬台国畿内説」などという利権構造から税金を使った洗脳デマを流し続ける通説派(京都学派+考古学協会+教育庁…)から、その延長上にある既存の郷土史会や史談会などとも関係を持つことなく古代の真実を追求せんとしてきたのですが、久留米大学の公開講座の拡大(2015年度以降3050セッション)から、図らずして九州王朝論の立場から別個に活動してきた久留米大学の公開講座と同一のエリアで二重に研究活動を行う事は物理的に困難なレベルになってきました。

 実際、四つの研究会が月例の研究会をそのまま行い全部に参加するとなると、年間で48日(週)を要します。その上に、久留米大学の公開講座の15セッションが加わり、それがさらに30セッションに拡大するとなると、最低でも久留米地名研究会を別個に12セッション行う事が不可能に近づくのです。

 このため、久留米大学が公開講座を行う月は久留米大学に合流し、久留米地名研究会単独としての研究会は公開講座を行わない月だけ散発的に行う以外はないのではないかという気がしています。

 それが冒頭に書いた久留米地名研究会の解散に繋がるのですが、実質的には拡大的発展解消であり、久留米大学における公開講座(古代史)九州王朝論と久留米地名研究会が合体した事になりそうなのです。

 してみると、久留米地名研究会は単なる連絡調整機関になり、その外延部の3サテライト、菊池(川流域)地名研究会、太宰府地名研究会(トレッキング)、玄海地名研究会(宮地嶽神社)が単独開催の研究会として残る事になるのではないでしょうか。

結果、久留米地名研究会天ケ瀬温泉五馬高原研修所の設立は連絡調整機関の事務所としてタイミング的に間に合ったことになり、今後、色々な役割を果たして行くことになると考えています。


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今後ともメンバーと講演者=研究者が実際に顔を合わせて生の議論を行う事の重要性は残りますが、研修所での数名から1020名程度までの小規模な学習会を行い、DVDICレコーダーに収録しユーチューブにオンエアして行くといった事実上のインターネット放送局(ラジオ+TV)に向けた作業、研修宿泊機能を充実すること。常時、講演者が滞在できる体制を維持し、北部九州全域に講演者の派遣が出来る状態を創り出すといった事が可能になってくるのではないかと考えています。

 現在でも、天ケ瀬温泉五馬高原研修所がある別荘地には四人の講演レベルの研究者が居住地を確保しており、いつでも集まることが出来る状態を作っているのです(現代版梁山泊です)。

 最後に、どうなるかはまだ分かりませんが、新しい展開をご紹介したいと思います。

 現在、田川地区で発見された未確認の超大型古墳を巡る研究グループから地名研究会(仮称豊前地名研究会)設立の話が出てきています。

 最低でもニ~三十人程度のグルーピングは出来そうですので、場合によっては久留米地名研究会が形を残したうえで解消(解散)するのに合わせ、新たに筑豊から豊前に掛けての新たな研究会を作ろうとの話が具体的に動き出しています。

 さらに、百嶋神社考古学が、一般にも少しずつ知られるようになってきており、当方への連絡も多くなり注目を受けていることが分かります。

既に、以前から活動されていた熊本の神社研究グループと連携できる体制が取れる状態になっており、当方の神社考古学研究班との合同のトレッキングや研究会、合宿も行える状況になってきています。

 ただ、逆に会がサテライトを増やし過ぎたことによって手間も拡大し、返って個々の研究が弱体化するというマイナスの面も出てくることから、久留米大学に全て結集し残りのサテライト研究会は単なる親睦団体か自由に動ける独自の研究サークルに替えて行くべきなのかも知れません。

これらを含め、これから数カ月皆さんの意見を聴きながら考えて行きたいと思っています。


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