下の子が生まれる少し前、切迫早産で自宅安静と言われ、上がいるからなかなか安静にも出来ないけど
なるべくお腹が張らないように気を付けていた頃…。







先に子どもの夕飯を、と思ってキッチンで用意をしていたところにお義母さんから電話
「嫁ちゃん…お父さんがコンビニ(徒歩5分)に買い物行ったんだけど帰ってこないのよ
」
(主人が、お義父さんを一人で外出させないように言っていたのですが、この頃のお義母さんは、都合の悪いときは「お義父さんはボケちゃった」と言い、自分の用足しをお願いしたいときは「ボケ防止
」と言ってお義父さんを使っていました
)
私「出掛けてからどのくらい経ちましたか?」
義母「もうすぐ3時間かしら」
私「


3時間?ええっ?」
義母「今、外も見に行ったんだけど、いないのよ。お隣の○○さんがどうしたの?って言うから、お父さん帰ってこないなんて言えないでしょう?だから、なんでもありませんって言ったんだけど、さすがに3時間はおかしいわよね?」
また世間体


3時間って、結構遠くまで行けちゃう
数年前、デイサービスに来ていた利用者さんが、送迎中に車から居なくなって、警察も入れて捜索したけど見つからず、次の日に亡くなって見つかった、っていう話を思いだし…
スーっと血の気が引いていく感じがしました
私「すぐに夫さんに連絡しますから待っててください
お義母さんは探しに行かずに家に居てくださいね
」
そう言ってすぐに主人の会社に電話。
主人「3時間
ヤバいな。すぐ帰るから嫁ちゃんは子どもいるし、何かあったら困るから絶対無理しないでよ
」
私「夫さんは直接実家に向かって。お義母さんには電話しとくから!」
私はいてもたってもいられず、子どもを車に乗せてお義父さん探しを始めました。
近くに川があったっけ?。
あ、あそこは近くに用水路がある。
コンビニの隣のスーパーかな。
いや、3時間も経ってるから結構遠くかも?
もう、頭の中ぐるぐるです

そうこうしているうちに、主人から電話が
主人「お母さんに話を聞いたんだけど、さすがに時間経ちすぎてるから、今警察に電話した。嫁ちゃん家?」
私「子ども乗せて車で探してるとこ。すぐ実家行くね」
そう言って義実家へ行くと、暗くなった住宅街は赤色灯で真っ赤


野次馬もちらほら…
中に入ると、警察官が二人 
お義父さんの特徴や生年月日、居なくなった状況等を主人が話している横で、お義母さんは、
「昔っからボーッとしてて、家のことは何にもしない人です」
と、もう一人の警察官に言っていて
ため息しか出ませんでした

私は、お腹が張ってどうしようもないので
玄関で話す声が聞こえるように、玄関から一番近い部屋で横になって、警察官と夫のやりとりと、お義母さんの愚痴を聞いていました

もう、最悪の事態が頭をぐるぐる
主人の声からも緊張感が伝わってきましたし、早く見つかることだけを祈っていたところ…
「ただいまー」
お義父さん、ふっつーに帰宅
慌てて、私も玄関に行きました
警察官が、
「○○さんですか?」
と聞くと、
「はい、私が○○です。本人です。」
(志村○んじゃないんだから
)
警官「どこかへお出掛けでしたか?」
義父「ええ。ちょっとそこまで。」
警官「お近くに?お散歩ですか?」
義父「ええ、ちょっと○○(5キロくらい)まで。」
主人「お父さん、なんでそんな遠くまで行ってたんだよ❗️」
義父「買い物だよ
」
………皆がお義父さんの手にぶら下がっている袋に注目
お義父さん、満面の笑みで警察官に、
「寿司を買いにいってきたんですよ
」
と袋を見せました。
お義父さんが居なくなったときとは違う、スーッと血の気が引く感じが…


ですが警察官は、
「私もお寿司大好きですよ。美味しいですもんね。」
と、満面の笑みでお義父さんに。
まさに、神対応


お義父さんが家の中に入ってから、私たち夫婦は警察官と外へ。
ひたすら、「お手数おかけして本当に申し訳ありませんでした
」と謝りっぱなしの私たちに警察官は、
「ご無事で良かったですね。今日はたまたまご自分で帰ってこられましたけど、そうじゃないことも出てくるかもしれませんから、その時は遠慮なく110番してください。」
(なんて有難い
)
主人と深々と頭を下げ、パトカーを見送りました
なんでもなかったから良かったけれど、主人と「疲れたね
警察の人が良い人で救われた
」と話ながら家に入ったら、お義父さん…
「おーい、お前たちも寿司食べないか~?
」
ふっつーに買ってきたお寿司を食べていました
あの日、これからどうしよう
とかなり落ち込んでいた私に言ってあげたい。
まだまだ、これから


