中学受験の合否については悲喜交々かと思いますが、受験が終わっても高校受験や大学受験、就職、転職と線路はどこまでも続きます。

日系企業の終身雇用はとっくに崩壊しておりますし、この会社潰れたら日本経済終わるやろ?くらいの大企業に頑張って入れたとしても、たまたま在籍していた部門だけ事業売却されて拒否権なしで個人的に相性の悪い企業に転籍させられるなんて、今や日常茶飯事に起きている話であります😱。


向こう10年安泰で年功序列で出世していける企業など、もはや皆無であり、「たまたま」縁あって所属した組織の中で常に「ハイパフォーマー」のお札を貼ってもらいつつ、転職も含めてサラリーマン双六を進めていかねばなりません。


このような先行き不透明な環境の中で、大所帯の企業に所属する予定であれば、どのような集団の中でも武器となるアピールポイントを学生時代から磨くことに損は無いと思います。

他人より秀でている自分自身の特性や武器を早めに知って、そこをグングン伸ばすことが肝要であります。

その意味で理系の場合やはり東大集団の中で研鑽を磨くことは有意義かと思います。学部入学が叶わなくとも大学院での進学もオススメです。大学院は門戸が広く専攻科に拘らなければ入学出来る可能性は高いです(以下リンク参照)。

因みに院試で東大の内部生と圧倒的に差があるのは数学でも理科でもなく英語だと思いますので英語だけは頑張りましょう。



巷では学歴ロンダと揶揄されますが、まぁ意見として伺っておきましょう。お子さんが大学に入っても遊びほうけず前向きに大学院受験に向けて努力するプロセスのほうが重要です。

データ見てると半分は内部進学。

入学後に彼らと同じ実験室で共に実験したり、研究室内のカンファレンスで発表したり、教授に取り繕ったり、飲み会いったり、合コンしたりしているうちに内部生に「絶対に負けてしまうもの」と「これならば勝てるもの」がくっきり見えてくると思います。

勉強では到底敵いませんが、コミュ力だったり、瞬発力だったり、体力だったり、何らか勝てるとこは見つかるはず。社会人になるとこのような勉強以外で優れている部分が活かせる機会が増えますので、東大出身の新人(物差しとして注目されやすい)より優れているところが際立つと周囲の評価も良くなるにではないでしょうか?

東大生と対峙した時の勝ち筋を見出す貴重な時間が得られるところが学歴ロンダの最大メリットと捉えています。


学歴ロンダした場合の最初の就職先はクロス学歴を気にしない外資系のほうが良いかもしれません。

事業戦略だったりマーケティングだったりの教科書的なフレームワークはもとより、活きた財務知識を学ぶ機会なども日系企業より多い気がしますが、実はここはさほど重要でなく、全く異文化の外国人と対峙してサバイバルしていく経験こそが非常に学ぶべきことが多い部分かと思います。そういう意味では東大院のススメと似てます。

外資系に新卒で入った場合は30前半くらいで日系企業へ職歴ロンダリングしてはどうでしょうか?。5年も外資の荒波に揉まれれば、同世代とサバイバル力で雲泥の差が出てくると思います。

日系企業で新卒入社した場合は、海外赴任狙いが良いかも知れません。外資系は基本的に日本でしか勤務出来ませんが日系であれば海外に出してもらいやすい。海外支社であれば若手であってもマネージメントの守備範囲は広いですし、外国の顧客や同僚と対峙することで外資系で培えるような論理性が鍛えられると思います。


中学受験が終わっても長い長い道のりは続きます。

私自身も美大志望から理転という進路ブレまくりゲローの学生時代を過ごしており、その🐸の子である娘ですので、娘が何を目指したとて親としては常に良き理解者でありたいです。そして研鑽のためであれば出来る限り親の脛をかじらせてあげようと思います(甘い🍰)。


最後の最後で、長文となり失礼いたしました。

(通常編はもう少しお付き合い下さい滝汗