次男 その1 | 寅のゆる〜く暮らそう

寅のゆる〜く暮らそう

すっかり歳を重ねてしまいました。日々体力と向かい合いながらあと少しの人生を楽しんで行けたなら幸せだと思っています

しばらく外国に行ってくる
年内は帰って来ない
数日、そちらで泊まる
先日、LINEが来た

ふだんほとんど口を開かない
まあマイペースなのか
協調性が無いのか
とにかく寡黙である
気持ちは優しい
両親の誕生日には
必ず食事に誘ってくれ
お祝いしてくれる

とにかく車好きで
小学生の頃から
車のカタログ集めして
ディラー回りしていた

学生時代から全国を車で周り
北海道から沖縄まで
全47都道府県制覇

大学卒業時
就職難で内定も取り消し
される就職氷河期に
一流企業ではないが
ある自動車部品メーカーに
すんなり就職したが赴任地が
東北となり横浜か東京以外は
希望の場所ではなく
半年で仕事を辞めた

それからが大変
求人は少なく
アルバイトで生活を
その間、親には1円も
お金の無心は無かった

思えば大学生の時から
お金足りないからと
一度も言われた事なかった
(長男も同じ)
親が甲斐性無しのため
大学の授業料とアパートの
家賃だけで精一杯の家庭事情
子供たちはバイトで自分の
生活費を稼いでいた


アルバイト生活2年か3年後
現在の仕事に就いた
もう10年になるだろう
好きな車関連の仕事
その会社は長期休みも
快く承諾してくれる

ふだん本当に細く節約家
無駄な出費は抑え
コツコツ貯めたお金で
年に数回外国へ出かける
多分、宿泊先も安いホテルか
ホームステイな所

今回はかなり長期な滞在に

「仕事、辞めたのか」
「いや、辞めてないよ」
「観光でそんな長期休ませて
くれるのか」
「まあ、仕事もするけど
今はリモートで出来るから」

よくわからないが
とにかく仕事はそのまま
今の会社に居ると言う事で
少し安心はしたが

離れて暮らしているので
いつも行動が謎
年末年始とか夏休みとかには
長期休日を利用し少し年休を
使いながら2週間近く
外国に行ってレンタカーで
数カ国観光して来るようだ

その間、ほぼ連絡は取らないし
いつ出かけていつ戻って
何処の国に行っているのかすら
ほとんど親は知らない

今に始まった事ではないが
大学生活のため地元を離れ
横浜での生活時も年に数回
連絡を取り合うくらい

今回はちょっと気になるのが
住んでいた横浜を引き払い
千葉の安い部屋を借りた
荷物をそちらに運んで
大事な物だけを我が家に



次男 その2につづく