行政書士試験まで、あと4ヶ月を切りましたね。
昨年の私の4ヶ月前と言えば、
スー過去は民法は2周目完了、憲法は1周目完了、そして、行政法は2周目の187ページをやっているところです。
スー過去はまあまあの進捗状況です。
でも、肢別過去問はようやく1周目が完了し、ようやく2周目の55ページあたりです(-_-;)・・・。
さて、今回のタイトルは「3ヶ月で行政書士に一発合格する独学術」です。
最初に言っておきますが、私には無理です( ̄▽ ̄;)。
私は3ヶ月どころか、日数で言うと8ヶ月ぐらい勉強しています。
でも、この本の著者、現在遠田行政書士事務所代表の遠田誠貴さんのやり方を真似をすれば、もしかしたら3ヶ月合格も可能かもしれません。
この本です。
遠田さんは99日の独学で一発合格されています。
もしも、著書の学習内容から、合格に必須ではない教材を1週間分ほど減らすことができれば、3ヶ月でも合格できるかもしれません。
それでは、著者が紹介している教材を見てみましょう。
そのうち、
絶対必要な教材には◎、
部分的に使用する教材に〇、
3ヶ月合格に必須ではない教材には△、
をつけます。
◎、〇、△の評価は、著書に書かれている実際に使用した感想や私の学習経験をもとに判断しています。
また私が使用した教材には、下線を引いています。
<入門書>
①△「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」
②③④△「伊藤真の入門シリーズ」3冊(憲法・民法・行政法)
<条文集>
⑤〇「うかる!行政書士総合テキスト」(ハンディ六法のみ使用し、テキストは読まない)
<基本テキスト>
⑥⑦⑧◎「国家試験受験のためのよくわかるシリーズ」3冊(憲法・民法・行政法)
<択一式問題集>
⑨◎「合格革命行政書士肢別過去問集」
➉◎「合格革命行政書士一問一答式出るとこ千問ノック」
⑪⑫◎「公務員試験新スーパー過去問ゼミ民法Ⅰ・Ⅱ」
⑬〇「公務員試験新スーパー過去問ゼミ行政法」(総論部分のみ使用)
⑭△「出る順行政書士ウォーク問 過去問題集2 一般知識編」
<記述式問題集>
⑮◎「合格革命行政書士40字記述式・多肢選択式問題集」
<予想模試>
⑯◎「本試験をあてるTAC直前予想行政書士」
⑰◎「出る順行政書士当たる!直前予想模試」
⑱◎「合格革命行政書士法改正と直前予想模試」
⑲△「うかる!行政書士直前模試」
<判例集>
⑳◎「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」
<その他>
㉑◎「伊藤塾1分マスター行政書士 重要条文編」(※民法改正に対応して、2021年7月に改訂したばかりです)
㉒△「うかる!行政書士民法・行政法解法スキル完全マスター」
㉓〇「無敵の行政書士試験直前対策」
上記23冊が実際に著者が紹介している教材になりますが、私が使用した教材は20冊もあります。
(㉑も使いたかったのですが、昨年はまだ民法改正対応版が出ていなかったので購入しませんでした)
なぜこれほど教材が同じかというと、私は色々な方の独学方法を調べましたが、遠田さんの学習方法を一番参考にして、独学一発合格を果たしているからです。
ですから、使用しなかった教材も含めて、その教材が3ヶ月の勉強で合格するために必須かどうかは何となくわかりますので、①〜④、⑭、⑱、㉒の7冊は不要と判断しました。
7冊を省くことができれば、99日の勉強日数を1週間ぐらいは減らせますので、ちょうど3ヶ月ぐらいの学習期間になります。
3ヶ月分の教材として購入するのは16冊になり、費用は約3万5千円です。
著者の99日の学習スケジュールを参考にすると、16冊を使用した3ヶ月の学習方法はこんな感じになると思います。
1.1〜2月目
(1)基本テキスト3冊⑥⑦⑧を一読
(2)⑤のテキストは使用せず、ハンディ六法のみ使用
(3)⑳の判例集はよく参照し、時間があるときは読む
(4)択一式問題集⑨➉⑪⑫をひたすらやり(商法の問題は捨てるのでやらない)、⑬は総論部分のみやる
(5)条文問題集㉑は持ち歩き、スキマ時間にやる
2.3月目
(1)㉓の気になる部分だけ一読し、最終チェックを行う
(2)記述式問題集⑮と予想模試⑯⑰⑱をひたすらやる(公開模試は受けない)
(3)予想模試を3時間通してできない場合は科目別等、細切れにやる
自分で書いておいてなんですが、3ヶ月でも99日でも、この学習量をこなすのは厳しそうですね。
では、99日でこれ以上の学習量をこなした遠田さんの経歴を見てみましょう。
著書から抜粋させていただきます。
1979年生まれで、2002年に東京大学文学部を卒業後、テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。お笑い評論家「ラリー遠田」としてテレビ・お笑い関連の取材、執筆、イベント主催など多方面で活動。2016年、法律知識ゼロの状態から99日間の勉強で行政書士試験を受験して合格。2017年に行政書士登録し、現在、遠田行政書士事務所代表。
どうもこの方、東大にも独学で現役合格を果たしているようです。
それに、1979年生まれで2016年に行政書士試験を受験したということは、たぶん37歳で受験されています。
そして、99日の勉強で180点で合格。
予備校に通って一浪で某大学に合格し、58歳で受験した私とはあまりにも条件が違いすぎますね。
しかも、私は210点で合格したとはいえ、99日の倍以上の234日を費やしています。
ただ、遠田さんはフリーライターだったので普通の会社員よりは自由に勉強できる時間が多かったかもしれません。
どうも、この3ヶ月合格術は普通の人にはハードルが高そうです。
でも、真似できるところもたくさんあると思います。
何かしら、この3ヶ月合格術が受験生のみなさんの参考になれば幸いです。
ところで、
先述の通り、遠田さんの独学方法は大変参考になりました。
その結果として、記述抜き198点で一発合格を果たすことができました。
行政書士試験の独学方法を最初はネットで調べたのですが、情報が多すぎて何を信じていいのかわかりませんでした。
この本に出会わなければ、使用すべき教材も勉強方法もわからず、合格はできなかったかもしれません。
具体的で実用的な素晴らしい合格体験記を上梓してくれた遠田誠貴さんにはとても感謝しています。
この場を借りて、御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。