先日、街を歩いていたら、

ハンバーグは飲み物」というお店がありました。

 

どうも調べてみると、

「カレーは飲み物」から始まり、

「とんかつは飲み物」

「オムライスは飲み物」

「焼きそばは飲み物」

「洋食は飲み物」 

などなど、

とにかく何でも料理名+飲み物の店名で店舗展開を図る「株式会社のみもの」という会社があるようです。

 

で、

急に話が飛ぶのですが、

「ハンバーグは飲み物」という語感から、

「判例は読み物」という言葉が頭に浮かびました。

 

以前、六法と判例集の必要性を書きましたが、

 

 

私は単純に、判例集は読んでいて、面白かったのです。

 

細かい字で2〜3ページも書いてある判例などは、眠くなって、全然頭に入らないものもありましたが、

ほとんどの判例は、

面白かったり、

驚いたり、

あるいは悲しかったり、

なんだかやるせなかったり、

興味を引く内容でした。

 

悲しい判例で覚えているのは、

最判平5.3.30のテニスコート事件でしょうか。

テニスコートの審判台が倒れて幼児が亡くなった事件ですね。

親に感情移入してしまって、勉強中にとても悲しくなったことを覚えています。

 

やるせなかったのは

最判昭63.6.17の菊田医師事件です。

医者が中絶を求める妊婦を説得して出産させ、

子どもを欲しがっている女性に嬰児をあっせんした事件です。

この事件の登場人物(医師、妊婦、あっせんを受けた女性、嬰児・・・)

のどの人の気持ちになっても、なんだか胸が詰まります。

誰かが誰かを助けているようでいて、実は誰も救われていないんですよね。

 

そんな、試験に出ないような判例にいちいち感情移入しているなら、

過去問を1問暗記した方が良いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

結果的に、判例に感情移入することこそ、択一・多肢選択対策になっていたような気します。

実際に菊田医師事件は昨年の本試験択一問題に出題され、おかげさまで正解できました。

 

また、判例集には判旨は書いてあるけど、判決が書いてない判例も沢山あります。

その時は、私はネットで判決がどうなったのか、調べました。

だって、被告がどうなったか、気になりますよね?

 

判例は小説より奇なり。

 

「判例集は退屈なテキスト」ではなく、

「判例集は面白い読み物。」でした。

 

そう考えると、

飲み物シリーズのお店ではないですが、

 

「判例は読み物」から始まり、

「六法は読み物」

「肢別過去問は読み物」

「スー過去は読み物」

「ニュース検定は読み物」

「出るとこ千本ノックは読み物」

「模擬試験は読み物」

「本試験は読み物」

 

(きりがないですね)

 

と、

 

テキストと問題集は全部、

小説より面白い読み物!

と思った方が楽しく勉強できる気がしてきませんか。

 

横溝先生の「見るだけ過去問」も

もしかしたら、同じような意味合いかもしれませんね。

(いや、たぶん違うと思います・・・)

 

 

 

 

 

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