「ゴジラ-1.0」 +田中さん    | 小さな宝物を探して。

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2022年に夫と死別。
ドラマ、映画、B級グルメ、犬・猫・息子との暮しを綴ってます。


私にしては珍しく3週連続で映画を観てる今月です。

この時期だから、夕刻とレイトしかやってない、

「ゴジラ-1.0」


観ようか迷ってて、賞を取ってから観に行くんじゃダメだよね。

でも私、この宣材ビジュアルのデザインは、当初から気に入ってました。

そして、やっぱり大きなスクリーンで観ておこうと思いました。

「ALWAYS」も勿論観ましたが、時代考証や、

監督のイマジネーション力が素晴らしいんでしょうね。

ゴジラも、生活感も、自然の描写も生々しく、

様々な角度からの細やかなカット割りがさすがです!

欲を言えば、話の流れがありがちな美談だったことと、

主演が神木隆之介クンじゃなかったらって想像してしまったことかな。

神木隆之介クンは上手いし、好きな俳優さんなんどけど、

今回は他の人を寄せ付けないほど力んで見えた気がしました。

あとパラシュートも予測出来てましたよね。

もう死を美化する時代じゃないですから。

あと最終シーンで、つい「ゴジラって何で出来てたんだろ」って。

素晴らし過ぎる迫力の後だったので、質感に多少はモヤッとしました。

でも海外で日本の技術が評価されたことは嬉しいですよね。


「シンゴジラ」は、ゴジラはショボかったけど、

人間模様を見せるお話で、たとえ海外で評価されなくても、

「 あ~日本人で良かった!」と思わせてくれました。

映像技術で勝てなくても、リピーターの気持ちが良くわかる作品で、

今でも大好きです! 


こちら、気になった所をつい書いてしまいましたが、

決して面白くなかったわけでなく、間違いなく現代の力作です!


これは、この作品に限ったことではないのですが、

最近の傾向として、恋愛相手に対する(適度な)執着や、

特別なスキンシップを描かないと、

美談がさらに薄っぺらくなる気がします。

神木隆之介クンと浜辺美波サンのホットなシーンがもっとあったら、

今の奥手過ぎる若者たちの憧れになって良いのになとも思いました。

それは監督のせいじゃないけど。

「セクシー田中さん」の件だって、脚本家サンがSNSで誹謗されましたけど、

脚本家サンはプロデューサーの意向を汲んで仕事をしていて、

脚本家サンの好き勝手に書いてるわけじゃないのに攻撃されて、

なんだか気の毒に感じます。