東京都現代美術館で「ミナ ペルホネン / 皆川 明 つづく」が開催されていますね。
今朝(1月5日)のNHK日曜美術館で特集もされていましたが、皆さまご覧になられましたか?
ミナ ペルホネンについては、ご存じ方も多いでしょう。陸上選手を目指していた根暗な少年が、築地でマグロの解体のバイトをしながら立ち上げたファッションブランドが、今や世界的なマークになりました。
僕がミナを知ったのはずいぶん前です。雑誌を立ち読みしていて、たまたまた見かけた一枚のブラウスの斬新さにひっくり返りました。
ファッションに対してほぼ無頓着な僕が思わず「すごい」とつぶやいてしまったほど、ミナのデザインは斬新でした。
当時はまだピンクハウスとかが幅を利かせていました。バブルの名残も世間にふわふわしている中で、ミナのもつ繊細で可憐なディテールの存在感は、「服であることをこえて」僕に訴えてきました。
それからずいぶん時間がたち、すっかり大人気ブランドになりました。
残念ながら、とても高価だし、そもそも男性用の服をほとんど作っていないので、1枚も持っていませんが、季節ごとに登場するデザインはサイトなどで確認しています。
ミナの服を見ていて思う言葉は、「永遠の少女性」です。
くだいていうと、「女の人って、生まれた瞬間から死ぬまで、女の子である」ってことです。
そうじゃないですか?
僕が占うとき、相手の女性の年齢が何歳であっても、「一人の少女が目の前にいる」と想像しています。悲しみと苦しみに震えている、一人の少女。
彼女をなんとか、暖かい日の当たる、花いっぱいの草原に連れて出してあげたい。
そんなイメージで占わせていただいています。