美術館コンサート、無事終わりました
1曲目、母が持っていた古い楽譜に載っていた『花の歌』(ランゲ)。2曲目 春を告げる鳥、『ひばり』(グリンカ=バラキレフ)。3曲目 ショパンのワルツ第11番(ショパン)。4曲目 月の光(ドビュッシー)5曲目 きらきら星変奏曲(モーツァルト)6曲目 献呈(シューマン=リスト)
アンコール
@ヤオコー川越美術館
大きな桜の絵『爛漫』の前での演奏
プログラムは桜の絵や会場の雰囲気に合う曲、春を感じる曲を選びました
1曲目、母が持っていた古い楽譜に載っていた『花の歌』(ランゲ)。小学2年生ぐらいの頃、憧れて弾いていました。
2曲目 春を告げる鳥、『ひばり』(グリンカ=バラキレフ)。3曲目 ショパンのワルツ第11番(ショパン)。そして<夜桜タイム>の2曲。
4曲目 月の光(ドビュッシー)5曲目 きらきら星変奏曲(モーツァルト)そして最後の曲は、今回のコンサートを企画してくださった美術館の方からのリクエストでした。
6曲目 献呈(シューマン=リスト)アンコールコンソレーション第3番(リスト)
コンソレーションとは慰めという意味。
今年は元旦から大きな地震があり、その被害に遭われた方々、地震でなくても悲しい思いや辛い思いをされている方々が、ほんの一瞬でも桜に慰められる瞬間があると良いな…
そんな思いでアンコール曲を選びました。
どんなプログラムにしようかと昨年12月から考えていました。
昔弾いた曲を引っ張り出してきてみたり…
久しぶりに弾くと前のようには弾けなくなっている曲もあり、これはコンサートまでになんとか修復出来るか？前より良くなり得るか？と今の状態を確認。
新曲も入れたいけど譜読みから暗譜まで間に合うか？など。
12月はそんな感じでなんとなく曲をあれこれ弾いてみて、1月に曲を絞って練習に入ろうと思っていたら…1月からは発表会の曲に行き詰まり、そちらにかかりきりになってしまいました
なのでコンサートの曲の練習(以前やった曲の再生作業と新曲の譜読み)を始めたのは発表会が終わった2月半ばから。
1ヵ月で7曲を(しかもきらきら星は12変奏まであるし…)揃えて暗譜するのはかなり大変でした
もう常に頭の中でピアノを弾いてる感じ
でも今回は、告知、お申し込み受付、調律の手配、会場の準備など全て美術館の方にお任せ。
私は演奏に集中し練習に没頭出来たので、なんとか7曲仕上げることが出来ました
しかしですね、本番2週間前にして大問題発生
なんとドレスがキツイ〜〜
とくに座るとキツくて
座らないわけにいかないし….
でも長く愛用してきたお気に入りのドレスが着たい
それで意を決してダイエット
いつもよりウォーキングも筋トレも多くして、おやつもやめて
結局わがままボディもなんとか無事にドレスに収まりました
こちらは美術館の方が作ってくださったウェルカムボード
素敵でしょう
有り難いことにお申し込み受付開始から20分で満席となり、その後何日か経ってもお問い合わせが続いていたそう。
当日は沢山のお客様に囲まれての演奏となりました。
(客席がピアノを囲むように扇状に並んでいたのでまさに囲まれている感じ。)
普段クラシック音楽を聴かない方々も来場されるので、曲についてや私の思い出などのトークも交えて。
トークは話したいテーマだけ決めておいて、あとは当日その場の雰囲気でお話ししました。
リハーサルの時は響きの反響がすごかったのですが、40人ほど人が入ると音が吸収されてリハの時とは全然違い、最初少し戸惑いましたが、美しい桜の絵のある素敵な空間でお客様に囲まれ幸せを感じながら演奏出来ました
終演後のご感想で「涙が出ました」と仰る方々もいて、音楽が届いた事が嬉しいです
そしてCDやポストカードが飛ぶように売れてビックリ
ポストカードは私の色鉛筆画。
こちらも皆さまに気に入って頂けたようで嬉しい
お客様とのお写真
今回のコンサートを企画して下さったヤオコー川越美術館の渡辺さんと。
私がSNSにアップした『献呈』の演奏動画を見てからずっと、"「爛漫」の絵(桜の絵)のこの空間で演奏して欲しい"と思って下さっていたそう。
渡辺さんの期待に応えられるのか、多くのお客様の期待に応えられるのか…コンサート数日前はかなりナーバスにもなりましたが、当日は感謝の気持ちの方が強くなり、自然体で演奏出来ました。
『献呈』を聴いた渡辺さんが涙していて私まで涙ぐんでしまいました
渡辺さんから頂いた花束
市場で買いつけたお花をご自身で束ねて作って下さったそう
私のイメージのブーケだそうです
私のイメージのブーケだそうです
美術館の方が撮って下さった演奏中の様子
お客様から頂いたお花
写真を撮る時、滅多に口を開けて笑わないのに。
私よっぽど嬉しかったんだな
今回ある種の手ごたえというか、やり遂げた感を味わえて、こういう事の積み重ねで演奏者は骨太になっていくのだなと思いました。
図らずも突然頂いたお話しで実現した私の初のソロコンサート
演奏する場を与えて頂けたこと、貴重な経験が出来たこと、本当に感謝しています
渡辺さん、ヤオコー川越美術館の皆さま、ありがとうございました
さぁ少しリフレッシュして、次は来月のサロンコンサートに向けて準備
See you