さて、お待たせしましたビックリマーク
バレエを受講し、身体の軸を整え、西洋人の身体に近付けた状態でピアノを演奏するとどうなるのか。

まずは、『バレエ受講① 西洋の人々の身体』
に書いたこちらを思い出して頂きたい。
クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー
不安定な板(板の下に1本丸い棒が付いているシーソーみたいな板)をピアノの椅子の上に置き、その上に座って弾いてみる、というものに挑戦したけれど、あまりにも不安定で、最初はまともに座っていられず、ペダルも踏めず、鍵盤も捉えられなかったガーンタラー
けれど段々慣れてきて、アプローチにより体の軸が整ってくると、その不安定な板の上に座っても難なく演奏出来るようになったピンク音符
クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

これを踏まえた上で、書いていこうと思いますメモ

バレエ受講の翌日、実は私はHibikism2作目の録音だった(よりによってなんでこんなスケジュールなのえーんタラー)。
録音会場で慣れないピアノに向かい、集中力を高め、いざピアノを弾こうとした時、前日のバレエで体感した事が自然に再現出来て、とても役に立ったニコニコキラキラ

不安定な板に座って弾く事で得た感覚、そして翌日ピアノを演奏する時に体感したもののイメージとしては、丸いもの(球)にしなる棒が刺さっていて、その球が基点となり転がることによってメトロノームのように棒(針)が左右、そして前後や斜めにも、揺れるようなイメージ。
球に刺さっている棒はメトロノームの針よりも、もっともっとずっと細く研ぎ澄まされた針で、転がる球を起点に前後左右斜めにしなりながら揺れている。

この転がる球は腰で、しなる針は上半身。
上半身だけでなく下半身も同じ。
球から下に向かって細い針があり、その針はメトロノームのように、球を基点にして、しなりながら前後左右斜めに揺れる。

座ってピアノを弾いていてもこの感覚ビックリマーク

図にするとこんな感じ。
定規も使わずササっと手書きの図チューアセアセ


身体の軸と言うと、一本の強くて真っすぐな軸がドーンとあるイメージを抱く方は多いかもしれないけれど、今回バレエで体感した西洋人の軸というのは、そのような強固で曲がらない軸ではなく、基点からしなりを生み出すもの。
ただ、そのしなりのコントロールの精度を増すためには、先に述べたメトロノームの針の部分を細くして、脚なら太腿などの内側の部分を意識して使い、身体の軸をなるべく細く研ぎ澄ましていく必要がある。

腰の部分を基点に上半身下半身がそれぞれ前後左右にしなる感覚でピアノを弾くと、慣れないピアノに対して瞬時に反応したり対応したり出来るようになる。
反射が良くなる感じキラキラ
どっしり構えて留まっているよりも、自由に動ける感じキラキラ
反射が良くなり自由に動けるようになるけれど、細く研ぎ澄まされた軸があり、基点となる球があるので、あちこちに身体がブレたり振り回されたりはしない。

これにより、録音時も慣れないピアノに対する身体の反応が良く、何故かいつもより視野が広がったような、「何処からでもかかってこい」というような感覚になったおねがい音譜

四角い面でドッシリと落ち着いた安定感ではなく、球によって転がるという不安定の中にあり、即興性をもって瞬時に反射対応出来る、という安心感。
初めての感覚だった目

これはあくまでも私の受講後の体感ひらめき電球
受講者の個々の身体のクセなどにより、受講後に得られる感覚も人それぞれ違うと思う。
また、日頃どのようなピアニズムで演奏しているのかによっても、受講後に得られる感覚は違うと思う。

そして、今回体感したものが西洋人の身体感覚なのかどうかは私にはわからないし、西洋人やロシアの方の演奏時の感覚と等しいのかどうかもわからない。
ただ、今回得られた感覚をそのままに書いてみましたニコニコピンク音符

この感覚は、文章で読んでもわかり辛いだろうと思うし、実際に体感すると、文章で理解したもの以上のものを得られると思う。
そして、オンラインレッスンよりも、やはり実際に色々な器具を使って身体のクセを確認して頂きながら受講するのが望ましいと思う。
今回はその場でピアノを使って確認しながら受講出来て、理想的な環境だった。
受講翌日の録音では、慣れないピアノに対処する事で改めて得られた感覚もあり、ハードなスケジュールだったけれど、振り返ってみると良かったと思う照れラブラブ
このような感覚があると知ったこと、体感出来たことは大きな収穫。

今回は遠くて遠くて(←2回言う)参加出来なかった方、日程の都合がつかず参加出来なかった方もいて、残念ぐすん
また何かを体験する機会があれば、ブログでレポートしたいと思いますウインク



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