こんばんは☆
今日の神戸は穏やかな春の一日でした。
お昼休みに立ち寄った本屋さんで目に留まった『足元の小宇宙』
作者は埴 沙萠さん
ご存じの方も多いかと思いますが、今は亡き植物生態写真家の方です。
2013年にNHKで放送されたドキュメンタリー番組
「足元の小宇宙~82歳 植物写真家と見つめる生命~」
を観て、私は初めて埴さんを知りました。
ちょうど植物の露の写真を撮りたかった時で、
プロの写真家の方はこんな風に撮られるのだと興味深く思いました。
放映当時、反響が大きかったようで、HPにアクセスできなかった記憶があります。
先ほど検索したところ、残念ながら、お亡くなりになった後HPは閉鎖されていました。
埴さんのレンズを通すと、
一見地味な植物の風景が躍動感あふれる驚きの世界へと変わっていきます。
四季折々
周りにあるなにげない自然の中に数えきれないほど存在する小さな命の営み
ため息の出るような植物たちの美しい姿
美しく舞うキノコや土筆の胞子
思わず笑ってしまうユニークな仕草など
45年間もの間、
植物の生態 尊い植物の営みを撮り続けておられたのですね。
「道ばたの、足元の草の生活は、大宇宙の歴史のひとコマです」
「見慣れた風景の中にある輝く瞬間」
そんな言葉に感銘しながら
埴さんの命に対する愛おしさや尊厳を感じたフォトエッセイでした。
ちなみに
90歳近くになった今でも、雑草を観察・写生し、そこで見つけた感動や驚きを絵本にして子どもたちに届けておられる甲斐信枝さんも素敵です。
日ましに春めいていきますね。
お仕事の方も
お休みの方も
素敵な週末となりますように
お立ち寄り頂きありがとうございました有加