男性 47歳: 10年前にうつと診断され、半年休職していたが、今年の秋に再発して現在休職中とのことです。 8月頃から寝つきが悪くなり、仕事に強いストレスを感じて事務的な仕事が出来なくなったとのことです。

身長が180cmあり、猫背気味の姿勢で、又、20年前のバイク事故のためと思われる頸椎のゆがみが認められました。 このため、頸の凝りが強くなり、又、ご本人は自覚しておられませんでしたが、事務仕事のためか眼の凝りもありました。

鍼治療後、気分がすっきりしているとのことでしたので、うつ症状は、自律神経の交感神経の緊張が強くなったためで、脳神経性のうつ病ではなく、頸と眼の凝りの鍼治療で治癒することを説明し、抗うつ薬は、自律神経性のうつ症状には治癒効果はないので、少しずつ減らすよう説明しました。又、頸椎の調整も必要なので、その信頼出来るカイロ治療家も紹介しました。

これらの処置で、おそらく1ヶ月以内には仕事に復帰出来ると予測しています。

この方の場合、心療内科の医師は、仕事のストレスによるうつ病との診断をしましたが、通常医師は、何故発症したかを追求はしませんので、頸と眼の凝りにより自律神経が緊張していたため、仕事のストレスで自律神経失調症が発症し易い状況にあったことは分かっていません。そのため、無駄な抗うつ薬の投与が行われることになります。

又、交通事故やスキーでの転倒などによる頸のむち打ちによる後遺症は、数十年後に出ることも多いいようです。

 鍼灸マッサージ 響 山本