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日々是学ぶ!

歴史は糸玉のようなもの、とわたくしめは思っております。
歴史はありとあらゆる出来事が絡まって出来上がる物でどの糸を辿るかで糸玉の色は様々に変化致します。
わたくし大宅世学、未だ未熟者ながら皆様と歴史を観測し語り合いたく存じます。

さて国家安康、何が問題であったのか。

それはこれが、徳川家康のを犯しているからであるのです。

とは?

古来、名前には霊的な力があるとされていました。

中国においては、諱は本人そのものであるが為に、

高貴な人の諱を口したり、文字にしてはならないという思想があったので御座います。

しかし、これは決して中国だけの話ではありませぬ

例えば、アメリカの先住民族の中には、

名前を知られると呪いを掛けられてしまう、として己が真名は決して明かさないと言う伝統がある部族がいるのだとか。

またいつぞや映画化されたゲド戦記というお話にも、

相手の真名を知れば魔法が掛けられる

という設定が出てきたり致します。

これは日本でも例外ではなく、

親・上司などの目上の者に対しては諱で呼ばない、という伝統があるので御座います。

例えば

「ああ、太郎君」

「なんでしょう、鈴木さん」

さて、太郎君と鈴木さん、どちらが立場が上でしょう?

と聞かれれば、なんとなく、鈴木さんの方が上の立場の気がするのではないでしょうか?

また、親の名前を口にした経験は殆ど無いが、親に名前を呼ばれた経験は数えきれなかったりする・・・・。そう、諱のルールは未だに生きているので御座います。

では、国家安康の問題とはなにか?

ふむ、ところで皆様。今回の豊臣氏とおんなじ事をしたがる連中が居る事をご存知でしょうか?

具体的に言えば、日本に地理的には近いけど文化的には遠い、ていうかなるべく遠くにいてほしい・・・。そんな国の連中ですね。cとかkとか。

この連中の中には、日王ヒロヒト、とか言ってる連中がいるので御座います。

また、彼らに内応する連中も、昭和天皇ヒロヒトとかいって憚らない。

しかし、我々、常識のある一般人は決してそんなことをしない

何故か。

それは上に書いた通り、目上のお方の諱を口にしたり文字にするのは失礼極まりない事だからであります。

だから帝を馬鹿にしたい矮小な連中は、喜んでヒロヒトヒロヒトと言ってるワケ。

ここで重要なのは、帝だから諱を避けているわけでは無い、という事で御座います。

目上の人の諱を避けるのは当然であって、

そして天皇はこの世で最も尊いお方である。

からにして、帝に敬意を持つ者としては当然、諱を避けるので御座います。

そういえば、昔、

諱を避けるのは儒学の影響だから廃さなければならない!

と言っていた人と面を合わして激論した事があったなあ・・・。

【徳川家康の激怒】

となれば国家安康超マズイ、という事にお気づき頂けるのではないでしょうか。

しかも、この時の徳川家康征夷大将軍

征夷大将軍ってなんで偉いの?

それは天皇の代理人として軍事指揮権を与えられているから

となれば超マズイよ!

帝の代理人の諱を書いた挙句にそれを割る!

家康が怒髪天したのも無理はないのでありました。

さて、次回は家康の対応についてで御座います。