皮膚や爪が水虫に罹患していると、正直言ってなかなか治らない・悪化する傾向にあります。
爪白癬は爪を変形させます。それが皮膚を刺激して炎症を引き起こす可能性があります。
また、爪が食い込むことにより起こる爪周囲のジュクジュクした炎症(化膿性肉芽腫)ですが、原因菌は主に黄色ブドウ球菌やレンサ球菌と言われております。
この部分に白癬菌も加わると悪化して良いことは無さそうです・・・。
爪の色は変じゃないか?足裏や足指周りの皮膚に異常は無いか?しっかり観察して、異常があれば皮膚科で適切な治療を受けましょう!
参考例
元々水虫で一日中革靴を履くことが多く、自身にてケアをしていたがどんどん悪化との事。
この画像だとわかりにくいかと思いますが、爪甲表面の白濁(矢印部分)に加え、趾間や足底のびらん(皮膚の表面が剥けた状態)が目立ちました。
水虫の菌がいたりすると、通常治るはずの状態も悪化してなかなか治らないなんてこともありますからね。
この状態は皮膚科対応となります。
皮膚の水虫は4~5人に1人、爪の水虫は8~10人に1人いると言われておりますので意外に多いです。
ご自身の足をマメにチェックする癖をつけましょう!