水瓶座の冥王星

おはようございます。

ひあり奈央です。

昨日に引き続き、寒い朝です。

冥王星が水瓶座に2度目のイングレスをしてから約2週間が経ちました。皆さん、その後いかがですか？

2週間で何か変わったという体感や出来事はあまりないと思いますが、今日は最近、友人や知人、クライアントさんなどとの会話から、思ったことを書いていきます。

プロでなくても、占いに興味があれば、今の時代は冥王星が山羊座とみずがめ座のボーダーを運行していることを知っている人は多いです。それは、山羊座の世界観の終焉であり、水瓶座的な価値観が始まっていくことであると。

それは、もう少し具体的にいうと、山羊座の価値観で作られた、古臭い常識を捨てて、枠組みを取り外し自由に考えること、組織や集団の解散や解体、性差や年齢差、地域差を超えたフラットなコミュニケーションや公平感の意識の芽生えであるということができるかもしれません。

個人のメリットとしては、目上と思われる人たちに忖度しない言動が許される社会になりそう、というのもあると思います。（しかし実際には、言葉に気を使いながら発信しているyoutuberの方々も多く、言論統制のような雰囲気を感じることも多くなってきました。）

また、そこそこの年齢の友人や知人、クライアントさんで部下への接し方に悩んでいる、迷っている人は多いです。今までよりもコミュニケーションのフラットさや公平感を求められているからですね。

個人的に求められている、というよりは社会全体がフラットであることや公平であることを押し付けてくる、というように感じる場合もあるかもしれません。

山羊座の冥王星の後半は、ヒエラルキーが小刻みに存在するイメージで、それはそれで大変でしたが、水瓶座の冥王星の時代は、その小刻みだったヒエラルキーのかなりの部分がフラットで公平となり、一部の超権力者たちが残って、そのフラットで公平になった多くの人々のリーダーシップを取る世界になるのかもしれません。

結局、大手だけが残っていく世界になるような気もします。独占・寡占化が進みやすくなるイメージを私は持っています。

ということで、水瓶座の冥王星の世界観を手放しで、何も考えずに称賛するのはまだ早いのではと思います。特にコロナ以降、個人も国の支援、助成金や補助金などを頼る傾向が多くなったように思いますが、それも中央集権化をより一層強めることになり、これはこれで注意が必要とも考えます。

水瓶座の冥王星の動きとともに、会社やグループに属することなどに疑問を持つ人も多いと思いますが、少なくとも現時点では、属することのメリットはやはりあることも多いので、迷いがある場合はよく考え、慎重に行動するといいと思います。水瓶座の冥王星は、これから20年間続くのですから。

組織やグループは、意味やメリットがあるものほど、一度抜けると基本的には二度と入り直せないものが多いと思います。

また、自分では水瓶座的な自由で独立していて革新的な変化を起こしているつもりでも、結局は今までの組織から別の組織に移っただけということもありがちですので、気を付けましょう。そこでまた、今までとは違うグループのものであれ、しがらみや気遣いに雁字搦めということもあるのです。

このタイミングで、政治で派閥解散の問題も出ましたが、もし個々の派閥のリーダーが存在しなくなり、多人数にリーダーが一人だけ、となるとそれも怖い気がします。

さて、少し暗めのトーンの記事になりましたが、これから20年間続く冥王星水瓶座時代。まだまだ入口をウロチョロしている状態ですが、どうなっていくでしょうか。

個人的には、資本主義も国家システムも飽和状態で、行きつくところまで行っていると感じます。このタイミングで大切なことは、「自分で考える」ことです。来年には天王星が双子座に入り、水瓶座の冥王星とトラインになっていきます。自分で考える、自分で調べる、ということが今までよりも大切な要素になっていきそうです。