今日アムステルダムの街を歩いていてふと目に留まったのが、不動産屋さんの路面窓ガラスに貼られた売出・賃貸情報。
20件くらいのうち、2つの案件が茅葺の家だった。

これと、
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる

これ
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
うわっプールつき!

写真が見にくいので、不動産屋のサイトで確認してみる。
価格の高い順にソートしたところ、上から10番目以内にこちらがヒット。
物件詳細↓※邸宅内の写真も豊富
http://www.vanoverbeek.nl/Lekerweg-72-WIJDENES-1608ME23W172

$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる



まあこれは一例にすぎませんが、なんとなく聞いていた「欧州では茅葺の家が上流階級のステータスとなっている」という話が少し実感を帯びてきました。
(でもこの物件、実はごく一般的なファームハウスかもしれませんが..)


話は変わって、
ここオランダには茅葺建築が義務付けられ、さらに交通機関が馬と小船だけ(+自転車)という村があるという話。
いざこの目で確かめに行かねばメラメラ





本題に入る前に、
観光客なら誰でも訪れるであろうベルギー王立美術館の話。

現代美術好きの方にも今の時期はお奨めです。
というのもJan Fabre(ヤン・ファーブル)のブロンズ作品Chaptersシリーズが見れるのです。

【参考画像】http://www.guypietersgallery.com/nl/nieuws/212332/knokke-zeedijk/jan-fabre-chapters-1-18-waxes-and-bronzes

僕は知らないで入ったから本当に衝撃でした。
空間、キュレーションが無茶苦茶かっこいいのだ!

2013年1月27日まで、間に合う方は必見である。
↓詳細
http://www.fine-arts-museum.be/site/EN/frames/F_expo.html



ということでこれからが本題。

$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる(Musée d'Ixelles現在の期間展示のフライヤー)
http://www.museedixelles.irisnet.be/fr/expositions/expositions-en-cours-1/paul-delvaux.-les-chemins-de-la-creation


今回の滞在中にどうしてもポール・デルヴォー作品を生で観たかった。
デルヴォー美術館はベルギーの端っこにあってとても遠い。そこで近場で調べたのがイクセル美術館。
ところが実際訪れてみたらデルヴォー特集以外もかなり期待を上回るコレクションだったのです。
たまたま僕の嗜好にも合っていたのかもしれない。

エルンストやミロ、ピカビア、当然ベルギー出身のマグリットもあるわけなんですが、
そのセレクトがなんというかエッジなのです。
たとえばマグリット作品に関しては、画集などで見たことないものばかり、、
ダークで狂気をはらんだ作品のみをあえて選んでいる、ぜったい。
誰もが知るマグリット美術館の方はノーマルな人、いわば大衆向けだったのだ。

上でも出たJan Fabre(彼もベルギー出身だった)による本物の甲虫をつかったinsect covered sculpturesなんかも展示されていました。

このイクセル美術館は地元の方が多く感じ。主婦同志で気軽に遊びに来ている雰囲気のパーティーやなぜか幼稚園児がいっぱい。
王立美術館であんなにも見かけた日本人はこちらでは一人もみかけなかった。

何故か日本人にはあまり知られていないイクセル美術館。
友人がベルギーに来たらまず連れて行きたいスポット。
個人的にも、今後ブリュッセルに出入りするたびに通うことになりそう。



【館内の雰囲気がちょっとわかる記事】
EXPLOSITION Musée d’Ixelles
http://spaceoperaimage.com/?p=417



【Musée d'Ixelles関連の動画】




【参考】
美術館までのアクセスについて詳しく記述したブログ ※日本語
http://okojosan101.blog.eonet.jp/default/2009/06/post-a175.html



$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
原作は貴志祐介による長編小説『新世界より』

※あらすじ
舞台は1000年後の日本。かつて茨城と呼ばれていた地域の南端に広がる人口3000人ほどの町。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では…(中略)…、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。隠された真の歴史を知り、主人公たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。




いまの日本社会・国家の縮図を映し出したようなこの作品。現在の日本人の置かれた状況・洗脳支配構造を浮き彫りにするようなシナリオに、当時私も圧倒され言葉を失いました。日本SF大賞を受賞したのも当然と思えるインパクトとクオリティ。

アニメ版の方は、残念ながらシリーズ構成と脚本に不足感が否めません。エンターテイメントを求める方には原作をお奨めいたします。
ただし、本アニメ版の衣装デザインと背景美術は特筆すべきかと個人的に思っています。

というか、私の想像している未来の日本列島の風景とかなり近かったので嬉しかった。

千年後の茨城の風景
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
一度絶滅を経験した日本人の子孫たち
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
↑右にみえる中学校の校舎の一部にも伝統建築が復活している
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
一般の住宅に土間やかまどが当然のように配置されている
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
学校の校舎も洗練された木造建築・伝統工法となっている
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
私個人もやはり日本の未来建築・家屋は究極的にこのような空間なのではないかと想定している


そして千年先に堂々と茅葺建築
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる

このような世界観をデザインしたのは下記の方々。
その民俗学的考証力の高さと完成度に恐れ入ります。

衣装デザイン - 森崎貞
美術監督 - 山根左帆
背景美術 - (有)草薙
http://www.kusanagi.co.jp/2010.html

美術の草薙さんはジブリ作品や「ぼくなつ」「戦国BASARAシリーズ」等の美術でも有名です。



【関連】
The Art of あの夏で待ってる/草薙

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