「バウント篇」原作BLEACHとのムジュン点および当初は無かった設定の明確化 | ガタルのブログ

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■「バウント篇」原作BLEACHとのムジュン点および当初は無かった設定の明確化。

 

 

アニメ版BLEACH(ブリーチ)で46話分放送されたバウント篇というテレビオリジナルシリーズがありました。しかし、このバウント編はBLEACHの原作とは数々の矛盾および当初は無かった設定の明確化をはかることになっています。

箇条書きリストでいくつか紹介しますね。

 

 

■義魂丸と改造魂魄のルーツは蘭島の人造魂魄ではない。

蘭島(らんたお)が行なっていた不死の魂魄を生み出す実験。バウントを生み出す原因となった実験で使用された当時の技術開発局よりはるか昔「前身」の死神の魂魄をベースに作られた人造魂魄(じんぞうこんぱく)。

人造魂魄の研究を発展させて義魂丸(ぎこんがん)や改造魂魄(かいぞうこんぱく)が作られたと語られているが、義魂丸のルーツは原作では王属特務零番隊の曳舟隊長(ひきふねたいちょう)が仮の魂、義魂を生み出した原典です。

改造魂魄モッド・ソウルについて開発したのはテレビオリジナルシリーズのひとつ「護廷十三隊侵軍篇」に出てきた因幡影狼佐(いなばかげろうざ)になります。

 

その護廷十三隊侵軍篇に出てきた因幡影狼佐ですが、彼が創り出した改造魂魄モッド・ソウルも原作準拠で元を辿れば曳舟の義魂技術の発展型なのでテレビオリジナルの脚本とも調整を取れている。

つまり蘭島さんが行っていた不死の魂魄を生み出す実験に使った人造魂魄が義魂丸と改造魂魄のルーツという話は曳舟隊長の存在によって否定されました。

 

 

■一之瀬真樹が慕っていた先代の十一番隊隊長

テレビオリジナルキャラで護廷十三隊の十一番隊に所属していた死神・一之瀬真樹(いちのせまき)が語る先代の十一番隊隊長は「平和を築きあげる正義」の死神という人物像だった。

原作のBLEACHで明らかにされた110年前の過去篇とインタビュー本によると先代の十一番隊隊長は「仕事はサボる荒くれ者」ということで一之瀬が語る「平和を築きあげる正義」の前十一番隊隊長とは別人キャラになりました。

原作BLEACHで平和と正義を重んじる東仙要元九番隊隊長の発言からアニメスタッフは判断したと思いますが、原作の方も違和感と疑問を抱くことになっているのは黙っておこう。

 

 

■技術開発局の設立について(当初はなかった設定の明確化。)

技術開発局はかつて護廷十三隊十二番隊隊長を務めた浦原喜助が立ち上げた組織。その技術開発局設立よりもはるか昔、千年ほど前に前身の研究組織が存在していた。蘭島が瀞霊廷に追放されてから1000年以上経つという話をふまえると。

しかし技術開発局が設立された時期は原作の当初はなかった設定の明確で、マンガでは過去篇110年前です。技術開発局は原作BLEACHで110年前の過去篇に設立されたという明確なルール設定が出ました。

 

 

■石田雨竜の母と相馬芳野

我らがBLEACHの現世組メンバー滅却師(クインシー)である石田雨竜のお母さんは、実を言うと原作漫画よりも先駆けてテレビオリジナルのバウント篇に回想シーンで出ていました。

雨竜がバウント相馬芳野さんに自身のお母さんと悲しい顔の表情を重ねていたんですが、実際の原作BLEACH千年血戦篇に初めて登場した雨竜のお母さんと芳野さんは顔が似ていないとのこと。

石田の母とバウントの芳野さんに関しては、顔が似ていたとは雨竜は一言も言っていないので矛盾していません。あくまでも笑っているのに泣いているように見えたという状況が同じように起きただけです。

 

 

■斬魄刀『雀蜂』(すずめばち)の能力に毒の効果はない。
護廷十三隊二番隊隊長の砕蜂(ソイフォン)が使う斬魄刀『雀蜂』は弐撃決殺(にげきけっさつ)で、同じ部位に2度攻撃を加えることで対象を必ず死に至らしめる能力を持つんだがオリジナルのバウント篇では毒を持つ毒殺の効果がある技になっている。あとに原作のまんがだと破面(アランカル)篇では弐撃決殺が決まると死の刻印「蜂紋華」(ほうもんか)が現れて、相手の存在を一瞬で消し去る技だと判明されました。

 

 

■まとめ。

このようにBLEACHのテレビオリジナルシリーズ「バウント篇」は考えつくだけでも原作とはかけ離れた矛盾(ムジュン)があります。なぜムジュンがあるかというとアニメのバウント篇の時点では原作の設定がなかったり、アニメスタッフとの設定の打ち合わせは出来てなかったと思われる。そのため原作BLEACHのマンガでは、当初はなかった設定の明確化をはかることになっています。

バウント篇に出てきたドールの存在も原作BLEACHのマンガで代表する悪霊の敵「虚ホロウ」のイメージとはかけはなれた存在のためか、ほぼなかったことにしているんでしょう。

 

ほかにもバウント篇は原作とのムジュン点が思いつきますが、いったんここまでにしておきます。