勝間 和代の日本を変えよう | mayunosukeのブログ

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日本を変えよう

既に多くの方がブログ等で書評を書いていますが、私も

「勝間和代の日本を変えよう Life Hacking Japan」

を読みました。

これまでの「勝間本」とは異色の本ですが、
勝間さんの仕事や活動に対する信念が伝わってくる良書です。

若者を取り巻くビジネス環境、子育て、ワーキングプア、ポスト資本主義など
今の日本が抱える構造的な問題を、西原 理恵子さんや雨宮 処凜さんとの対談
も交えて、本質的な課題を掘り下げ、抜本的な改善に向けた15の提言をまとめています。

どの話題も世代や職業などによって意見が大きく分かれる非常に難しい
ものですが、これらの話題にあえて真っ正面から触れる著者の姿勢に勇気を
もらった気がします。

10月5日から毎日新聞で連載が始まる
「勝間和代のクロストーク」
で自分の意見を述べていきたいと思いますが、
本書で特に印象に残った文を挙げてみます。

5歳の娘を持つ父親として、30代後半のもうすぐ管理職になろうとする
社会人として、いずれも深く考えさせられます。

第1章 若い人が暗い国

・少なくともビジネスの面に限っていえば、今の日本の個々人の能力とか
 競争力は、決して高くない。(P32)

・私たちには、バランスよく効率性を取り入れ、他国に劣らないビジネス
 環境を整えて、日本の次の世代に引き継ぐ義務がある。(p38)

・勤めている企業に戻ればさっそく壁につきあたることになるのではない
 でしょうか。いまの会社組織のなかでクリエイティブになるのは至難の
 業なのです。(P50)

第2章 西原 理恵子さんと、最強ワーキングマザー対談

・あまりにも日本って、子どもたちに対する税金配分が少なすぎるんですよ。(P71)

・あのとき(一人目産んだとき)助けてくれないのって一生恨みになりますよね。(P81)

・教育をもっと低コストで受けさせるようにすればいいんですよ。(P86)

・日本がずーっと抱えている正規雇用、非正規雇用の問題はあと10年20年
 もたてば爆発するって言われてます。(P100)

・道路つくるよりは子どもの教育に出そうよ(P115)

第3章 女性が産める、働ける国へ

・女性の就業率の向上と、女性の賃金の向上がダブルで効いて、
 経済成長を女性が支えてきたという歴然たる事実があります。(P130)

・子育てが一段落した35、40、50歳になったときに就職活動をしても、
 残念ながら日本の現状では、なかなかいい働き口がないのです。(P145)

・子どもは実際、もってみれば、こんなに楽しいものか、と感じるはずです。

・自分が時間や気持ちなどのリソースをかければかけるほど、愛情や自身の成長
 で返してくれる存在です。

・子育てをするというのは、職場で学べないような、すばらしい学習機会を私たち
 に提供してくれます。(以上、P156,157)