年間399目(6月62本目)
2022年公開 邦画 58位 全 140本中
通算 邦画 9,115本 洋画 7,311本 合計 16,426本
廣木隆一監督と寺島しのぶと言えば、良い化学反応が起きて
過去、「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」などの各々の
他の作品にはない別格の好演、名演出を出していたので
期待が大きかったのであるが、この話が(瀬戸内寂聴と井上光晴の有名な
不倫話)面白くなく、文学ぶった不倫もので嫌いな魅力のない話となって
がっかり。
瀬戸内寂聴と井上光晴の小説も好きでないので読んでいない。
映画の中での井上の三島由紀夫を批判している割にだらしなく不倫をしているだけで
「俺(私)は芸術家(文学者)なので一般の凡人ではなく不倫をしても当然みたいな
俺様感覚が大嫌いだし恋愛にもなんの感銘がない、瀬戸内の不倫の果てに(不倫を続けながら)
宗教=出家に逃げようとして、キリスト教からも仏教からも断られた現実も描けていないし、
作家仲間の今東光の中尊寺(天台宗)に入った経緯も描かれず。