年間333目(5月66本目)
2023年公開 邦画 5位 全 57本中
通算 邦画 9,077本 洋画 7,285本 合計 16,362本
ヨーロッパ企画というかその主催で脚本を書いている上田誠は
出世作の「サマータイムマシンブルース」の頃からブレない。
SFのタイムスリップをテーマに、その時間旅行と「辻褄あわせ」で
展開する些細な物語をニッチに展開すると群像劇が出来上がってくる。
ヨーロッパ企画での劇団の役者(ヒロインは藤谷理子が連投)で
ヨーロッパ企画映画(ほぼ自主上映的であったが大ヒット)の
第二弾で前回の「ドロステのはてで僕ら」の2分間の繰り返しでの
2分間の長回しの連続での動き回るカメラと役者の1テイク芝居は
同じく舞台出身の三谷幸喜の初期作でもやっていた、舞台劇の
緊張感を映画に持ち込む。
全開よりも、ヒロイン=藤谷理子の恋愛話も盛り上がっているので
よりエンターテイメント性がありヒットもしたのであろう。
上田のSFオタクぶりと恋愛がかみ合った。
最近、ヨーロッパ企画の舞台にも立っている現役(それが乃木坂のすごさ)乃木坂の
メンバーである久保史緒里を普通に役者として参加できている。
乃木坂メンバーの役者の育て方はAKB=秋元=ヤンキー&ホラーの無理やり出演で
卒業後の役者の仕事なしの失敗で秋元企画ドラマが減って外仕事で鍛えられて
結果、深川麻衣とか伊藤万理華など、しっかりと女優になっているのは注目。