年間258本目(4月82本目) 

2021年公開 洋画 4位 全 143本中

通算 邦画 9,036本  洋画 7,252本 合計 16,288本

 

元々、ホン・サンスの映画のプロデューサーだったので彼の映画を10本も

コンビで制作していたので、自身の映画の手法も

ホン・サンスに似ている。

でも、なんといっても彼女の私小説的な映画であり

プロデューサーから無職で、女優のお手伝いさんまでやって

監督になるまで(映画では映画に向き直すところまで)を

真摯にでもスケッチ風に自然に撮っている。

なので映画の中の主人公が言っている通りで、

オープニングのタイトルバックを見た瞬間に

小津映画が好きであるとしているし、日本酒場のシーン

「東京物語」を年下の恋人が理解できないでブチ切れるのも

よくわかる。

エミール・クストリッツァや小津をリスペクト名監督の

アキ・カウリスマキやヴィム・ヴェンダースなども好きと明言して

いる。監督の無職時代であるので映画つくりの

話はしないが監督の映画愛、しかも、ノーランなどではなく

小津などの静かなる名匠たちへのこだわりを感じる。

当然、前出のとおりでホン・サンスの文法を使っているので当然

影響大ですね。

 

監督は、あくまでも自分目線で映画を撮っているので

特別ではない今の韓国が見える点もいえる。

まず、びっくりとするので、今の日本のJKたちは

「なにそれわからない」となっている捨ててしまった文化

カセットテープを使っている。

→逆に、家にTVがなく、誰もみていない?

あと住居で、貸間ありの昭和の昔の日本の形体である

大家の家に下宿するって方式はびっくりです。

(日本では、1953年の「煙突の見える場所」くらいに

昔でないと下宿の感覚はなくなっていますね)