年間162本目(3月59本目) 

2021年公開 邦画 29位 全 173本中

通算 邦画 8,976本  洋画 7,216本 合計 16,192本

 

原田=岡田准一の大ヒット作「関ケ原」に続くコンビ作であるが

興行的にはいまいちだったみたいで、引き続き2時間半の超大作で

あったが、逆に製作費回収が厳しかったみたいで、コンビ作はこれで

終わっている(現状)

でも、実は、「関ケ原」は史実を追うのと武将が多すぎて散漫な大作で

あったのに対して本作は、八王子村のヤンチャな不良のガキであった

土方の喧嘩道での新選組になるまでの前半部分は面白い

原田得意の、動的(セリフが効きとれない弱点はあるが)で

行動をつなぐ省略形で池田屋までの前半は悪くない。

後半の大政奉還から先は負け戦なので仕方ないが

動的に出来なくなっていくので原田監督のよさが消えて

新選組と共に落ち目になってしまって佳作未満になる。

特に、柴咲コウとの恋愛話はそんなにもうまく出来ていないので

ラストの悲劇が薄く感じられる。

本作の弱さは土方の死が感動・悲しみがないので陰影がない。

あと、岡田=土方がいつもの岡田アクションになって殺陣よりもニンジャ、

カンフーになっているのも違和感