年間66本目(2月21本目)
2023年公開 邦画 4位 全 23本中
通算 邦画 8,918本 洋画 7,177本 合計 16,095本
今思うと、ジャニーズ事務所はアイドル事務所ではしっかりとした
映画も制作していた、もちろん、元ジャニーズの生田斗真の
役者への本気度がちがい、他のアイドル事務所がアイドル売り出すを
主体のどうでも学芸会映画が多い(まあジャニーズもその手の映画も
多いが)中、昔のナベプロ並みしっかりとした映画製作を行っている。
本作の制作は藤島ジュリーK.。
しかし、アイドル映画とは思えない内容、貧困で水道料金を払えない家の
水道を止める。水道員の仕事と親から捨てられた(ネグレクトされた)子供との
話で、生田斗真は本編では笑わない演技で「勝負」。
しかも、その妻役に尾野真千子で、ネグレクト母に門脇麦であり
演技派の二人も思う存分の好演しているのであるが、映画の出来も
地味でいまいち盛り上がらない。
ベースのネグレクトの子供たちのたくましい姉妹ぶりから、転落(姉の目つきが
荒んで恨みに代わるのがすごい)の過程は、ほぼ「誰も知らない」のパクリであるが
それなりに少女たちの好演もあり悪くはないが、その生田斗真も関係が
彼の過去とか、現在の家族の問題を絡めてはいいのであるが、ネグレクトを知りながらの
対応には疑問が残り、万引き現場を見て一気に行動するのも「今まではなんだった?」
しかもその行動は無思慮すぎて子供の助けにもならない、姉妹の姉が言っていた
「そんな事をしても(一過性だから)なんにもならない」の通りだし。
もやもやすぎる結末であったので、良い役者がそろって好演だっただけに残念であった。