年間27本目(2月5本目)
2021年公開 邦画 27位 全 125本中
通算 邦画 8,521本 洋画 6,974本 合計 15,495本
竹洞哲也監督はもはや一般映画でのドラマ作りとおなじで、
メインの話は死んだ夫に残された未亡人と義父との
二人暮らしからのXXXであるが、ピンク映画では定番の設定であるが
ただ事を起こすだけの話にはしないで二人暮らしの
日常の食事、会話で何も起きないが故に「何かある」と感じさせる
空気感でにおわせる映画冥利に尽きる演出であり
定番すぎる設定も人間味あふれるドラマになっている。
禁断の性へのためらいとか緊張感がありあってこそのドラマ性がある。
また、監督がそうなのか女性スタッフのせいなのか、
日常での食卓へのキレイに配置された食器やかたずけが
これまでのピンク映画にない日常を丁寧にお洒落に描けている。
ヒロインの冷蔵庫整理や後かたずけ、ごみの始末など、女性目線の
細やかさがあった。
なのでピンク映画のエロチックさがないのが
最近の竹洞哲也監督の問題点であったが、浮気で猛進する近所のネトラレ
主婦の倖田李梨と辰巳ゆいたちの恋愛もへったくれもなく「行為」ありきの
熟年の露骨な不倫での行為が日常会話を繰り返しであるが露骨での
絡みの1シーンの長回しでのエロチック度が生々しく剥き出しであるの
そこでエロチックさも稼いでいる。熟女女優の迫力。