年間487本目 (11月10本目) 

2020年公開  洋画 8位 49本中

通算 邦画 8,040本  洋画 6,623本 合計 14,663本

 

オーストリアの女流監督であるジェシカ・ハウスナーの

モダンホラー的な話。

まあ、その昔のリトル・ショプ・オブ・ホラーズがベースの

ホラー話であるが、女流監督らしく、こけおどしではなく

じわじわと人工培養されている無言の真っ赤な花で

美しい様子で不気味に見せる視覚的で怖がらせる

モダンホラーの佳作。

科学者たちの科学サークルの無機質さや

学者の無感動で整ったシングルマザーのヒロインの様子が

無機質で見事な不気味な存在感になっている。

エミリー・ビーチャムがカンヌで女優賞をとったのもうなずける。

 

またこの監督は明らかに溝口健二の新派であり

パゾリーニと同じで作風tいうよりもあの雅楽の映画音楽で

あの「近松物語」をリスペクトした映画音楽であった。