年間111本目 (4月13本目)

1956年公開  邦画 71位(109位)

通算 邦画 7,395本  洋画 6,364本 合計 13,759本

 

喜劇映画で有名な青柳信雄が、当時、やわな二枚目なスターであった

鶴田浩二を二役に使ってのモテ男コメディ。

題名通りで、親の言いつけでの政略結婚が嫌で

一人逃げる若旦那と、出所帰りのやくざが似ているので

各々の生活を入れ替わる。

基本的には「王子と乞食」の焼き直しであり

とりかえた人生での、自分の見つめなおしである。

 

振られ女役で女子大生然とした芸者役の

嵯峨美智子がギャップでの変化が良い。

地味で真面目なやくざの情婦でやくざに狙われる薄倖の娘役の

青山京子は下層のヒロインぶり。

やくざと結ばれるツンデレの社長秘書が白川由美。