年間51本目 (2月14本目)

2017年公開  邦画 46位(151位)

通算 邦画 7,354本  洋画 6,354本 合計 13,708本

 

ピンク映画は昔は上映館もあったし、公開されていたのですが

今では、映画館もなくなっているので公開されなくなってしまっている。

本作も<OP PICTURES+ フェス2017>だけの公開になっている。

(基本はレンタルDVDとか、ケーブルTV(ホテル)が主な公開場所なんですね)

 

竹洞哲也監督は、ピンク映画界では切れ者に人であるが、

下手に芸術家ぶっていないのが良い。

本作もピンク映画の範疇ではなく、田舎で働く成功もしないけど

結構年を取ってしまって恋愛もぱっとしないが

等身大での恋愛をはぐくむ様子が繊細に描けている。

竹洞監督としても一番一般映画に近く(だからエロスは弱い)

ドラマとしてよくできている、特に田舎をそのままできちんととるのがいい。

 

主人公の辰巳ゆいは元々はAV女優なのですが、しっかりと年齢を積んだ

大人の女性さをうまく演じていて肢体も見事ですが女優としての

演技力も感じる。期待できる。竹洞監督とコンビ作が多いみたいである。

他の監督作も見てみたい女優さんである。

相方のしじみ=持田茜もAV出身であるがこちらも生活感がある三十路を演じていた。

最近のAV女優はしっかりと演技ができる人が多いのは

AVがドラマ(演技)で作っているからなんでしょうね、

 

話の展開は鈍く、しかもまとめきれないので後半は退屈である。

(絡みのシーンで逃げないのはいいが)

 

ラストの辰巳ゆいの一人スパゲッティのアップの無言シーンが良い

昔はやった(自立する)女性映画