先日、息子と食事をしている時、
息子が、
「僕の母の匂いはミツコの香りじゃね」
と突然言い出し、
懐かしい昔の思い出話に花が咲きました。
私は、
ゲラン社の「ミツコ」という香水が大好きで、
結婚前から使っていました。
それから結婚してからも長年使っていて、
使わなくなったのは、
たっぷり過ぎるほど香水をつける友人が、
周りの人達から、
「あの人の香水はきつくて、香害よね」、
という言葉を耳にしてからです。
たしかに自分好みの香りでも、
他人からすると大嫌いな香りもあるし、
過ぎるはなんとかです。
私も似たような、
嫌な思いをした経験があります。
それから、
先日の高校の同窓会のことです。
オシャレな男子(同級生ですからおじいちゃんです)が
ビールを注いでくれる時、
ほんのりと、清潔感のある素敵な香りがしたのです。
それで、
そうだ、ガッテン。
その翌日から、
箪笥の中にしまってあった「ミツコ」を取り出し、
毎日、ほんのちょっぴり、
香害にならない程度につけることにしたのです。
何だか古臭い趣味を取り出してきたような思いもありますが、
懐かしい香りを纏うと、
何だか、とてもいい気分です。
お茶のお稽古などでは、もってのほかですが、
それ以外で、日々楽しんでいます。
今はまだこれだけあるけど、
新しく買う程続くかな。
この「ミツコ」、
創作年の1919年は、
ちょうど第一次世界大戦が終盤を迎えた時期で、
今年で103年目だそうです。
香りを楽しみながら、
長寿にあやかりたいものです。