この広島市内で奇跡的に原爆から逃れ、
江戸時代からの大きな家に暮らしていた知人が、
このたび家を建て替えることになり、
長年蔵の中に眠っていたものを、二つほどちょうだいしました。
その一つが、この黒檀の煙草盆と火入。
最近、このように香炉にして、玄関や室内で愉しんでいますが、
持ち運びができるから、とっても便利。
もう一つは、脚が折り畳める欅のテーブル(昔でいうおぜんかな)。
これは材料がいいものなので、一目で気に入り、
知り合いの桐たんす職人さんにお願いして修理して貰ったら、
欅の目がたって、素晴らしいテーブルに大変身。
今はとりあえず倉庫にしまっていますが、
どんな風に使おうかと、考えるだけでも愉しくて~。
息子たち曰く、
「お母さんがおらんようになったら、こんなもんだれも要りぁせん。
お金までかけて、これ以上、要らんもんをふやしんさんなよ」。
たしかに、そうじゃ。