大鳥居を見てから後、
一時間半くらい、宮島の自然を散策した。
神社に戻ると、
ちょんまげを結った、人力車の引き手さん、
珍しいので、外人観光客から写真攻め。
恥ずかしいのか、後ろ姿に自信があるのか、
ずっと向こうを向いたポーズで動かない。
提灯には、「夢俥」と書いてある。
せせらぎの音や、周囲の緑に包まれながらの散策、
もうしばらくすると桜が咲き、
秋には、唐紅に水くくるように、
紅葉が小川に浮かぶ。
どんどん歩いて行くと、
明治建築の名旅館「岩惣」が見えて来る。
紅葉の季節に一度は泊まりたいと思いながらも、
なかなか実現しない。
どうせなら、風情ある離れの部屋に。
この離れには、かつて文人達が滞在したことでも有名。
写真を撮っていると、
イスラム圏から来たような老夫婦が、
まるで我が家にでも入るように、「岩惣」に入って行った。
ウアァ~オ!