一年中、庭のどこかに小さな花が咲くようにして、仏壇の供花にしているが、
この黄色の「冬菊」は、特に花期が長いので嬉しい。
今朝見ると蕾みが沢山付いていて、年明けまでは十分咲き続けてくれる。
この「冬菊」(寒菊)で、必ず思い出す句がある。
寒菊や粉糠のかかる臼の端 芭蕉
陽だまりの庭先で、臼と杵で米をついている。
つき終えてみると寒菊の葉にも花にもうっすらと粉糠がかかっている。
のどかな芭蕉庵の冬の一日をよんだ句であるそうな。