卓球のドイツオープンが、先日、開催されました。
今回、水谷隼選手がミックスダブルスで準優勝、シングルスでベスト8と活躍し、本当に嬉しく、ご紹介したいと思います。今回の水谷隼は強かった。
本当に素晴らしいプレーの連続で、シングルス2回戦ではチャイニーズタイペイの林昀儒(リン・インジュ)に3ゲーム取られたのちに4ゲーム連続で取る大逆転勝利です。林昀儒(リン・インジュ)はチャイニーズタイペイの若きエースで世界ランキング6位の強豪であり、水谷は昨年7月のT2ダイアモンドマレーシア大会の1回戦で対戦し、4-0で負けていました。(林はこの大会で馬龍(マロン)、樊振東(ファンジェンドン)といった中国の主力選手を破って優勝しています。)
そして、準々決勝で世界ランキング4位の林高遠(リンガオユエン・中国)と対戦し、フルセットの末敗れるのですが、この試合での水谷も素晴らしかった。ここでも、3ゲームを先取され、4ゲーム目でジュースの土壇場から逆転し13-11で取ります。そして、5ゲーム、6ゲームで勝利し、最終ゲームで惜しくも敗れたのでありました。
この試合は本当に観ていて面白く、両者死力を尽くした素晴らしい戦いでした。最近観た試合の中で最高だと思っていましたら、国際卓球連盟(ITTF)が2020年度のワールドツアープラチナ・ドイツオープン大会5日目のベストポイント(Point Of The Day)に、この試合の第6ゲームの神ラリーを選出したとの報道がありました。このラリーは本当に素晴らしく、感動ものです。是非ご覧ください。眼の肥えたドイツの観衆がスタンディングオベーションで、このプレーと試合後のふたりに応えていました。
水谷隼選手のベテランの技と戦術は、まだまだ世界のトップレベルであり、オリンピックでも活躍されるであろうと確信しました。本当に魅せる卓球、観衆がどよめく卓球をありがとう。
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