ひすいこたろう著 『犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方』
祥伝社黄金文庫、 定価:(本体670円+税)
書店『読書のすすめ』のおすすめ本ということで、購入しました。この本、とても面白かったです。ものごとの見方、考え方を見直す良い機会になりました。
「この本は、あなたの「ものの見方」の選択肢を広げる本です。つまり、あなたをもっと自由にする本です。」(P5)とあります。
そして、「これから、人生を100倍楽しくする考え方、ものの見方を、クイズ形式にしてお伝えしていきます。題して「ものの見方クイズ」。読み終わる頃には、「最悪」を0.1秒で「最高に」できる人になっていることでしょう。」(P13)の記述で、わくわくしながら読み始めました。
私のココロに響いた言葉をご紹介します。
「「逆風」=「運の貯蓄」だったわけです。」(妻の強烈な逆風のおかげで、空高く舞い上がることができた、という話) (P36)
「じゃあ、どうすれば運がよくなるのか?それは…
「自分は運があると思えばいいだけなんです」」(P42)
「すると、和平さんは、「『ありがとう』というのはタダなのに、みんなを幸せにしてしまうでよ。すごい言葉よねぇ」と」(P57)
「「悲劇」は、まわりを笑わせ、ハッピーにさせる「ネタ」と見る」(P85)
矢沢永吉の言葉「僕は皆さんにも言いたいね。リストラされたって、借金を背負ったってそれは役だと思え。苦しいけど死んだら終わりだから、本気でその役を生き切れ。つまり視点を変えれば、気持ちが切り変わるってことなんだ。」(P91)
人生の見方「人生を「映画」として捉える。自分は「主人公」で、敵は「盛り上げ役」。「試練」を視聴率が最も上がる「クライマックス」と捉える。」(P94)
面倒くさいの見方「面倒くさいのは、楽しさの一部とみる。なんのためにやるのか?誰のためにやるのか?そこを明確にすることで、「面倒くさい」は「やりがい」に変わる。」(P108)
「ないものに目を向けたら不満が生まれます。あるものに目を向けたら感謝が生まれます。ないものに目を向けたら3秒で不幸になれます。あるものに目を向けたら3秒で幸せになります。」(P115-116)
「多くの人は、叶えたい夢を目標、ゴールとしている。しかし、夢は「ゴール」ではなく「通過点」にしたときに叶うのです。」(P127)
「行き詰ったときは、最初の目的を忘れた状態と見る。なんのためにそれを始めたのか、そもそもの原点(愛)を思い出そう。」(P146)
「起きたことは全部マル。これから起きることも全部マル。すべては、全部自分の成長のために必要だから起きたと、決めちゃう。」(P154)
「思い通りにいかないからこそ「面白い」と捉える。」(P169)
「「欠点」とはあなたに欠かせない点なのです。」(P191)
「「ムリだ」「不可能だ」「あきらめろ」と言われたら、「感動の3条件は整った」と見るのです。」(P210)
「過去は変えられる。未来が過去を変えてくれるのです。」(P239)
「人生で起きることは、すべて最高なのだ!」(P138)
この本を読んで人生が「最悪」から「最高」に変わったという、古田真一氏の解説があります。その経過を述べられたこの解説、とても面白く感動ものです。
今、人生のピンチに立たされていると思っている方は、きっと元気になると思いますよ。
お読みいただき、ありがとうございます。
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犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方 ものの見方クイズ (祥伝社黄金文庫)
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