神田明神に参拝したとき
境内社は
「三宿・金刀比羅神社」と
「末廣稲荷神社」へお参りしています。
いくつかある境内社の中で
どうしてこの２社なのかというと
不思議な導きがあったからです。
この２社のうち、
先に参拝することになったのは
「三宿・金刀比羅神社」でした。
もともと
神田明神の境内社のどこにも
参拝していなかった私でしたが
ひょんなことで
私が過去にみた夢の中の神社が
三宿・金刀比羅神社のことなのかも
と思ったのがきっかけで
三宿・金刀比羅神社には
お参りするようになりました。
あるとき
夫と長男と次男が一緒に来ていて
私ひとりが三宿・金刀比羅神社にお参りし
彼らは鳥居の外で待っていたことがありました。
私が拝み終わって目を開けたとき
すぐ隣にある
同じく境内社の
末廣稲荷神社に視線がいきました。
そのとき
私は青ざめました。
なんと長男(当時大学生)が、
末廣稲荷神社のお社から鳥居に向かって
疾走していたのです。
何をしているんだ、長男！
神社仏閣にまったく興味がない長男が
なぜ末廣稲荷神社の中に入ったのか
そしてなぜ走っているのか
さっぱりわかりませんでした。
長男なりの理由があるはずですが
もしもお稲荷さんに対して
失礼なことをしていたら
いくら悪気がなくても大変です。
厳しいお稲荷さんならなおさらです。
長男はそのまま
次男と共に
他のところへ行ってしまいました。
私がお詫びに行こう。
私は三宿・金刀比羅神社から出てすぐ
隣の末廣稲荷神社にお参りしました。
この一連の私の行動を
夫だけが見ていました。
私が末廣稲荷神社の鳥居から入って
お社の前で手を合わせると
どういうわけか突然、
ありえないほどの強い風が
ぶおぉー！と起こりました。
息がしづらいくらいの風で
私が手を合わせていた間、
吹き続き、
私がお詫びを言って
拝み終わったときには
おさまりました。
鳥居の外で
一部始終を見ていた夫が
この現象にものすごくびっくりして
興奮していました。
当時、
見えない世界や神仏を
信じていなかった夫の目に
不思議現象として焼き付いた
出来事でした。
詳しいことはこの記事に
それ以来、
家族で神田明神に参拝したときに
私が
「裏の境内社にお参りしてくるから
みんなは先にカフェに行って待ってて」
と言っても
夫だけは、どうしても私についてきます。
そして
「三宿・金刀比羅神社」と
「末廣稲荷神社」へ
私を完璧にまねして
お参りするんですわ(笑)。
そうなんです。夫は、
末廣稲荷神社の神様の力に
すっかり敬服していたのでした。
今回の神田明神参拝でも
私が境内社へお参りに行くと言うと
夫がついてきました。
娘と次男は一足先にカフェの建物へ
カフェで起こった出来事についてはこちらを
２人で
まず「三宿・金刀比羅神社」へ
次に「末廣稲荷神社」にお参りしました。
「末廣稲荷神社」
末廣稲荷神社で私は
「おかげさまで夫は今では
神仏を心から信じています。
ありがとうございます。」
と話しました。
２社の参拝が終わり
夫と２人で特に理由なく
末廣稲荷神社の鳥居の前に
立っていました。
末廣稲荷神社のお社の上が
とても神々しくて
お社の両側の駒狐にも
眷属さんがちゃんと
宿っているように感じられました。
私にはまだそういうことを
認識できる能力はないのですが
このときは感じたままを
つい夫に話しました。
夫も「うん、うん」とうなづいていました。
すると夫が
「ちょっと写真撮って来る」
と言うんです。
どうやら
末廣稲荷神社の駒狐を
撮りたいようで。
めずらしいです。
どういう風の吹き回しかと思いました。
駒狐と夫が
ビシッと向き合っている場面は
見ていてなんだか笑えました。
気のせいか
駒狐さんも背筋を伸ばしているように見えます。
駒狐さんの正面に夫がいる↓
そのとき私は
今年の春ごろに夫から聞いた話を
思い出しました。
以前、夫の職場に
ある若い男性が配属され
その男性と、夫はたまたま
仕事で組むことになったそうです。
男性はなんと
稲荷神社の駒狐が好きで
参拝した神社で撮った
いろんな駒狐の写真を
夫に見せてくれていたらしいのです。
気さくで愛嬌のある男性は
若いけれども
夫と友達のように仲良くなりました。
ただ残念なことに
夫が私に話をしてくれた時点で
男性はすでに
別の職場へ転勤してしまっていました。
私は夫からこの話を聞いたとき
不思議なことがあるもんだな～
と思いました。
駒狐好きの人が
よりによって夫の職場にやってきて
夫と組むはめになるって…ねぇ。
何かの力が働いているんじゃないかって思うよねぇ…
駒狐を撮る夫を
鳥居の外から見つめながら
神仏を信じなかった夫が
こんなことしているのも
その男性のおかげだな～
と思いました。
しばらくすると
撮影し終わった夫が
私のところまで戻って来ました。
夫が言うには
あの若い男性が
一番好きだった駒狐が
京都の伏見稲荷大社の
鍵をくわえた駒狐だったそうです。
こちらです。
これは私が伏見大社を参拝したときに撮影したものですけどね。
続けて夫が言いました。
「ここの駒狐も
鍵をくわえてたからさ。」
うわ！そうなのか！
夫ったら
よく見てるなと驚きました。
この写真だとわからないけど確かにくわえていたのは鍵でした。
ん？
もしかして
夫は
ここ末廣稲荷神社の神様によって
その若い男性と
引き合わせてもらったのでは？
という気がしました。
だとしたら
不思議現象のような風を起こし
夫に駒狐好きの男性を出合わせるなんて
末廣稲荷神社の神様は
ものすごく
ええ、ものすごく
強い力をお持ちだということです。
あの暑い夏の日から
２か月がたとうとしています。
先日、夫の職場に
あの若い男性が
遊びにやって来たそうです。
すかさず私が
「駒狐の写真、見せた？」
と聞くと
「あああ！忘れてた！！」と夫。
なんなのばかなの～？
「まぁ、また来るから
次来たときに見せる。」
男性が
夫の写真を見たら
どんな反応をするのか
実は私の方が楽しみです。
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