先月のことです。
朝方に不思議な夢をみました。
真っ白く美しい蝶が飛んでいて
その大きさは
よく見かけるアゲハチョウより
少し大きいくらいでした。
近くにもう一匹
同じくらいの大きさの蝶がいて
それにはレモン色と黒の柄がありました。
２匹はなんと
ピッタリ重なって飛び始めました。
しばらくすると２匹は離れ
柄のある方はどこかへ去っていきました。
残った真っ白い蝶は
さっき柄のある蝶にくっついていたせいで
羽に、レモン色と黒の柄が
うすくうつってしまっていました。
せっかくあんなに白かったのにと
見ていた私は
ちょっと残念な気持ちになっていました。
でもその蝶は
飛んでいるうちに
また再び、
元のように真っ白になりました。
うわぁ、元通りの白さになったわ〜。
その白い蝶はしばらくすると
私の仕事場の玄関の
透明ガラスにとまりました。
(現実には私に仕事場なんてありません)
とまって開いていた蝶の羽は
透き通っていて
かすかに向こう側が見えるほどでした。
するとそこへ
知らない若い女性２人組が通りかかり
その蝶を見つけた１人が言いました。
「あ、夢かげろうだ～。」
「ほんとだ～。」
私はそのやりとりを聞いて
「あ、この蝶が
あの有名な
『夢かげろう』なのか。」
と思いました。
そこで
目が覚めました。
夢の中の私は
「これがあの有名な」
と、確かに思っていましたが
現実の私は
『夢かげろう』という言葉さえ
聞いたことがありません。
そもそも
そんな言葉が存在するのかな？
調べてみました。
『夢かげろう』だなんて
いかにも昭和の演歌っぽいではありませんか。
梅沢富美雄の曲で、なんか…あったよね…
あ、『夢芝居』だ。
ま、そういう感じのものが
出てくるんだろうと思っていたら
夢かげろうは
なんと
蝶でした
びっくりよ。
あ、正確には
『ユメカゲロウ』という
蝶のような昆虫でした。
しかし、
実在の昆虫ではなく、
藤子・F・不二雄の
SF短編漫画に出てくる
架空の昆虫でした。
体長は25〜30mm。薄紫色で透けた羽を持ち、触覚は糸状に長い。また、複眼は光沢のある黒色となっている。最も神秘的な能力として、人間の心に直接働きかけることができると考えられ、各地に伝わる民話では夢に現れてお礼や恨み言を伝えている。
漫画に出てくるユメカゲロウは、
私の夢に出てきた『夢かげろう』とは
大きさと色が違っていますが、
透けた羽を持つところが共通しています。
しかも、
「夢に現れる」と書いてあります。
私の夢に
現れてるじゃ
ないか
私の夢の中では
夢かげろうは
何もしゃべらなかったけどね。
お礼も恨み言も…。
いろんなサイトを見ていたら
漫画のユメカゲロウの画像が出てきて
私の夢に出てきた
「夢かげろう」に
よく似ていました
そう、見た目は蝶なのです。
こわいわ、こわい。
こうなると
あらすじも気になりますよね。
漫画の物語の中で
ユメカゲロウは
民話には登場するけど
実在は疑われている昆虫でした。
ユメカゲロウの存在を信じる３人の人物が
それを証明するために
ユメカゲロウを採取しようと
行動を共にします。
しかし功を焦って
山火事を起こしてしまいます。
命の危機にさらされる３人。
しかしそこで
３人はユメカゲロウの不思議な力を体験し
その存在を目撃することになるのです。
私も不思議なことが大好きなので
この物語の中の３人の情熱は
すごく理解できます。
この３人と私を
重ねて考えろということなのかな？
私の夢と現実を
これだけ巧妙につなげて
込んだしくみで私を驚かせた
見えない世界。
今の私によっぽど
伝えたいことがあるのだろうと
それがわかるまで
少し待ってみましたが
いまだにはっきりとは
わかっていません。
仕方ないので
とりあえず
この不思議な夢だけを
書きとめておくことにしました。
これから
何かにつながっていくのか？
もしも
この先に続きがあったら
また書きますね。
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