前回記事のつづきです。
一畑薬師(島根県出雲市)は、
北に日本海、南には宍道湖がある
とわかっていましたが
なにせ私は方向音痴。
ナビに従って一畑薬師に来たはいいけど
一畑薬師から
遠くに見えるあの水面が、
日本海なのか宍道湖なのか？
実は最初はわかっていませんでした。
そういうのも
見えない世界には
バレているんでしょうね。
私が境内をうろうろしていたときに
「本堂に向かって右へ行け」
という感覚が来たので
それに従って
突き当りまで行ってみました。
ここです。
おお、水面が見えるぞ。
イラストの説明板を見て
知りました。
宍道湖でしたわ。
水面の向こうに陸があるんだからちょっと考えたら日本海ではないってわかるでしょうに脳みそもだいぶ音痴ですこと。
宍道湖は「しんじ湖」と読みますが
小さい頃、私には
「しゅんじゅ湖」と聞こえていました。
真珠のように光っている湖なのかな
と思っていたものです。
お天気がよくなかったのに
気のせいか宍道湖は
ちょっと光っていました。
宍道湖を見ていると
トビもやってきました。
本堂で最後のご挨拶をしたあと
さて、帰ろうと
駐車場へ向かいました。
仁王門を出てこの階段を降りて
正面に見つけた狛犬に、
私は目が釘付けになりました。
見たことのないポーズをしていたからです。
あとで調べたら
「出雲かまえ獅子」だそうです。
百八基灯篭の道を通り、
鳥の声を聞きながら
宍道湖と桜に別れを告げました。
ところで、
お腹減ったな～。
蒸したての一畑まんじゅうを食べて帰るんだ！
と心に誓っていた私でしたが
参拝前にこの通りを通ったとき
「ここかも？」と思ったお店の中には
誰もいなくて
まんじゅうがどこで手に入るのか
結局わからなかったのです。
ところが帰りは
ひとつだけ
湯気がもくもく出ているお店を見つけました。
あ、ここ、さっきのお店だ！
「一畑まんじゅう、１つください。」
一畑まんじゅうは
白くてピンクのマーク入りのおまんじゅうでした。
「蒸したてだよ～」と言われて
受け取りました。
ふかふかであつあつでした。
でも、一口サイズ。
思ってたよりも小さいので
もう１つ注文しました。かぼちゃ味を。
「中で食べて行ったら？」
と言われたので、一瞬迷ったけど
お言葉に甘えることにしました。
中には木のテーブルと椅子があって
そこに座ると
お店のご主人がお茶を入れてくれました。
あとでこの写真を見てびっくりしたのが
お茶にも一畑まんじゅうのマークが出てたことよ
おまんじゅうは
自然で素朴な味。
すごくおいしかったです。
お茶をいただきながら
仕事中のご主人と話していると
奥で仕事中の奥さんも会話に入られて
参拝客がいない日だったこともあって
３人で話がはずみました。
すると奥さんが何気なく話されたことが
私にとって
びっくり仰天するシンクロを起こしていて
私は超ビビりました。
この話はそう遠くないいつか書きます。
ご主人から
できたてのまんじゅうを見せてもらえました。
１個だけ空いた隙間は？
あ、私が買ったからか。
おまんじゅうは
甘酒の麹から手作りされていて
無添加だそうです。
もうここでしか作っていないとか。
撮ってもいいよと言ってもらえました。
作業場の奥では奥さんがまんじゅうを丸めておられます。
生地がやわらかいのでこれもまた熟練の技です。
最後は、
お二人から手を振ってもらって
見送られました。仕事中なのに
私は
両親にたっぷりかわいがられたあとのような
愛に満たされまくった感じで
この喜びを
どう表現したらいいかわかりませんでした。
一畑薬師の
薬師如来さんの雰囲気の具現化を
ここで体験させられたのでは？
と思ったくらいです。
一畑薬師で体験した不思議な感覚は
最後にもうひとつありました。
駐車場に戻った私は
車に乗りました。
その日は
これからアップする予定の
ほぼ完成していたブログ記事がありました。
ここを出発する前に
完成させておくことにしました。
スマホを手に取り
その記事の下書きを開きました。
それは大山祇神社の記事。
すると開いたとたん、
私の中で思い出された大山祇神社の波動と
自分が今、まとっている波動が
ものすごく違っていて
うわっ！！
となりました。
違い過ぎて戸惑ったのです。
しかし
自分が書いた下書きの大山祇神社の記事を
読んだり書き加えたりしていると
私はすっかり
大山祇神社の波動になじんでいきました。
しばらくして
よし、記事が完成した！
と顔を上げたとき、
私は一畑薬師の駐車場にいるにもかかわらず
車の中の私は
自分で思い出した大山祇神社の波動に
どっぷり包まれていました。
今度は
一畑薬師の駐車場という外の景色と、
自分が包まれている大山祇神社の波動に
再びギャップを感じました。
その状態にいて
私は思いました。
これって、もったいないのでは？と。
思い出した波動に包まれることは
いつでもできます。
たとえば今回みたいに
自分が書いたブログを読むとか
自分が撮った写真を見るとかしてね。
でも、
参拝直後の波動は
参拝直後ならでは、です。
そこで
私は車から降りて、
もう一度一畑薬師の空気を
たっぷり吸いこんで
イメージの中で
自分を一畑薬師の波動にしっかりなじませました。
よし、これでいい。
こうして私は
一畑薬師をあとにしました。
同じ高波動とはいえ
波動の種類が違えば
こんなふうに感じるんだというのを体験し
とてもとても勉強になりました。
これもおそらく
薬師如来さんが私が能力アップ練習中と知って
手助けしてくれたのだと思います。
一畑薬師は
お寺のすみずみまで
薬師如来さんのやさしさが行きわたっているような
そんなすばらしいお寺でした。
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