前回記事のつづきです。
東京滞在中のある日
ホテルで私は朝早い時間にしたくをすませ
同じ部屋の次男にだけ
「ちょっと近くのお寺に行ってくるから
待っててね。」と伝え、
さそったら部屋で待っとくと言われたので。
別室の義母はそっとしたまま
待乳山聖天へ向かいました。
気持ちのいい朝でした。
あの写真から1年
とうとう待乳山聖天に着きました。
境内に入ると
お寺の方がすでに
朝の仕事をせっせとしておられました。
「おはようございます」とあいさつをすると
やさしいあいさつを返してくださいました。
そのときはまだ
私以外に参拝者は見えませんでした。
ご挨拶や自己紹介、
ここに来た1年前からの不思議な経緯などを
心の中で話していると
本堂に着きました。
お堂には上がれると知っていたので
おそるおそる靴を脱いで中に入ると
左側には祈るための椅子が数個あって
そこで参拝者がおひとり
静かに祈っていました。
よくわからないので
私もその後ろの椅子にすわり
心を落ち着けたり
天上の龍の絵をじっくり見たりしました。
堂内は撮影禁止でした。
識子さんによると
天上の龍の絵は
仏教の龍とつながっているそうですが
私には
普通の絵との違いが
全然わかりませんでしたえ~ん
先におられた
熱心に祈る人を見て
あ、そうだ
私も何か唱えよう
と思いました。
識子さんのこの本によると
聖天さんには祝詞でも般若心経でも
どちらを唱えてもいい
ということだったので
私が唯一唱えられるひふみ祝詞を
心の中で唱えました。
唱えたあとで
中央でご挨拶をしてなかったことに気づき
真ん中に正座して正式にご挨拶しました。
そろそろ退出しようと思ったとき
堂内の授与所みたいなところで
御朱印がもらえるようだとわかりました。
御朱印をもらって帰ろうと思ったけど
誰もいません。
そのとき私は
「誰もいないけど、
ジャストなタイミングで
お坊さんが奥から出て来たりするのかも」
と思いました。
そしたらなんとその通りでした
そのお坊さんに
御朱印をお願いしました。
お坊さんが
私の御朱印を書き始めたとき
ざわざわざわ~
と音がし始めました。
見ると、
堂内に風が吹いて
(開放されているから風は入る)
入口の上にぶら下がっているものが
わさわさと揺れていました。
おおお~、これって
いつものやつだ!!
なにかが私にサインを送って来ている
とわかりました。
御朱印を書きおわったお坊さんに
聞いてみました。
「天狗坂というのがあると聞いたのですが…」と。
するとお坊さんは自分の背後を指しながら
「このすぐ後ろです。」
と答えてくれました。
本当は、天狗坂について
もっと詳しいことを知りたかったんだけれど
何を聞けばいいのか自分の中でも
まったくまとまっていないと気づいて
それ以上、聞くことができませんでした。
お堂を出て、私はすぐに
天狗坂の方へ行きました。
実は事前に少し調べたとき
天狗坂はどうやら
私が期待していたよりも
びっくりするくらい短くて
びっくりするくらい普通の階段みたい
であることが
わかっていました。
何かに導かれてここに来た
という確信が
私の中ではしっかりあったけど
来てみたら
特になにもなかった
ってことになるかも
という考えがよぎりました。
ま、それでもしかたない。
せめて、丁寧に見よう。
丁寧に、ね。
天狗坂のところに来ました。
すると
眺めが見事でした。
ここからスカイツリーが見えることにも驚きました。
この階段が天狗坂。
スカイツリーが光って見えました。
いやスカイツリーだけじゃないな
朝日に照らされたこの景色全部が
光っていました。
あ、説明がある。
おぉ~、昔もここは風光明媚な名所だったって。
この景色は、ほんと、すごいな~。
私のこれまでの体験によると
いくら景色が素敵でも
雰囲気まで写らないことって本当に多いのですが
今回は、雰囲気が伝わるものが撮れたので
意外でした。
あ、見て!
天狗坂は昔は
大木がうっそうと生い茂っていたって
って書いてある!
やっぱり天狗は
昔は、絶対ここにいたな
と思いました。
今はどうだろう?
天狗が今、ここに常にいるのは
環境的に無理かもしれない。
でもたとえ無理だったとしても、
ときどきは来るのかな?
だって
天狗がまったくいないのなら
私が今回、クエストみたいに
ここに導かれることはなかっただろうし…。
そんなことをいろいろ考えながら
私はまだ
階段を下りずにいました。
どうしても
下りる気になれなかったのです。
理由は
この短い階段を降りてしまったら
私の天狗坂は
終了ですもの
わかって、この気持ち
天狗坂は
本堂のすぐ横にあります。
天狗坂の階段から本堂を見たところ。本堂正面は左側。
時間がたつにつれて
参拝客は少しずつ増えていましたが
相変わらず
天狗坂のある本堂の横には誰も来ないので
私はまだ階段を下りずに
天狗坂の表示や看板を見ては
写真を撮っていました。
そのときです。
本堂の建物の後ろから
突然、人が現われました。
こんなところから
人が!!
意表をつかれて
胸がドクンとなりました。
つづく
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