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樹木にまつわる話で、

 

 

「あの木を伐ったら

良くないことが起こるから

絶対伐ってはならない」

 

 

という話は、わりとよく聞きます。

 

 

昨日の記事で紹介した

若一神社(京都府)のご神木の楠も

そうだったようです。

 

 

識子さんの本によると

 

 

 

 

 

若一神社の楠に関しては

たたりのようなものではなく

 

 

その木にいる座敷わらしが

「お願い、切らないで~」と

訴えたからでしょう

 

 

ということでした。

 

 

ところで

伐るとたたりがあるという木の話は

 

 

私も身近で

見たり聞いたりしたことがあります。

 

 

そんなうわさを聞くと、

「近寄らないでおこう」と思うタイプの私ですが、

 

 

近寄ることになってしまった

 

 

という体験があります。

今日はその話について。

 

 

娘が中学生のときの話です。

娘の中学校の運動場が改装されました。

 

 

その工事が終わった頃、

娘が興奮気味に話してくれました。

 

 

「運動場に

 伐ると悪いことが起こるっていう

 大きな木があってね、

 

 

 コートのすぐそばにあってじゃまで

 本当だったら伐るところなのに、

 残したんだ

 って先生が言ってた。

 

 

 その木にはね、

 あの、神社でよく見る

 ワラの綱がかけてあるんよ。

 怖いじゃろ~?

 

 

娘よ、それは紙垂だね?

 

 

 

 

 でもね、部活してたら

 しょっちゅうボールが

 木に当たるんよ。

 

 

 みんな、その話を聞いてからはね、

 ボールが当たったら、

 木に向かって心を込めて

 『すみませーん』って

 頭を下げてるよ。」

 

 

生意気ざかりの年頃の中学生が

頭を下げるんですから

ある意味すごいです。

 

 

さらに詳しい話を

先生から聞いたという

娘によると。

 

 

娘の中学校は昔、

近くにある

由緒のある大きな神社の

参道だったそうです。

 

 

今回残された木は、もともと

その参道にあった木だというのです。

今、あるのは一本だけポツンと、ですけどね。

 

 

なるほど。

 

 

おそらく、その神社の眷属か精霊かが

宿っているんでしょうね。

 

 

そういうことなら、

 

 

部活や体育の最中も

生徒たちは

見守ってもらえるようなものですから

 

 

よかったねぇ

と思いました。

 

 

さて、その頃ちょうど、

1年に一度行われる

保護者の清掃作業がありました。

 

 

溝掃除や除草など、

作業内容と場所は、

子どものクラスごとに割り振られました。

 

 

すると私の担当は

 

 

偶然、あの大木周辺の除草

だったんです。

 

 

大木の根元や

周辺に生えた草を

きれいに取り除きました。

 

 

それから1年後、再び

保護者の清掃作業の日が

やってきましたが、

 

 

今度は学年がひとつ上がっているので

別の場所の担当だ、と思いきや、

 

 

なぜか再び、

 

 

私はあの大木の周辺の

除草作業の担当になっていました。

 

 

そういえば私は、

この大木が参道だったという神社には

数年前から参拝していたので

 

 

引き合う不思議な力が

働いたのかもしれません。

 

 

この木は、

草木の種類にオンチな私が見るに、

柳の木です。たぶん。

地面まで枝が垂れているから、

うん、たぶんそう。

 

 

こうして私は

2度ほど、



この木の真下で

根元の枯れ葉を取ったり

除草をしたりしたわけですけれど、

 

 

木から感じるのは

とても優しい波動でした。

 

 

けっして

「伐ったらたたりがある」というような

おどろおどろしいものではなくて、ね。

 

 

運動会のときの写真に写っていました。

上の部分だけですけど

このときは枝がばっさり刈り込まれています
 

 

 

この木に宿る存在は、

 

 

今日も、

運動場の中学生を

 

 

目を細めて

見つめているのでしょうね。

 

 

 

 

 

 


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