私は、キリスト教徒ではないので
キリスト教の知識もないし
教会へは
観光で行ったことがあるくらいです。
でも今日はクリスマスイヴなので
ちょうど
長いトンネル期間に訪れた
素敵な教会のことを書きます。
山口市にあるサビエル記念聖堂です。
わが国に初めてキリスト教を伝えたのは
フランシスコ・ザビエル。
そのザビエルが山口市を訪れてから
400年を記念して建てられた教会です。
キリスト教にまつわる場所を訪れると
うれしいようで、悲しいような
癒やされるようでいて、責められるような
安心するようでいて、警戒してしまうような
すごく複雑な気持ちになります。
だけどそれでも惹かれる不思議。
この教会は、平成10年に再建され
デザインも斬新で新しいものだからか
重たい感じがあまりしません。
教会とはいえ、有名な観光地なので
誰でも入れて、
誰からも話しかけられず
ひとりの時間を静かに過ごせました。
正面にある
十字架の前に座った瞬間
ゴーンガランゴーン
と鐘が鳴り響いたので、ものすごく驚いたら、
ちょうど13時でした。
そのままただじっと座っていると
なにやら両手にいっぱい
わかるくらいしっかりと
持たせてもらいました。
ほんとにわかるくらいしっかりと。
両手に感触さえある
これって…
愛…なんだろうな
と思いました。
教会の後ろの壁のキリスト像
撮ったのは 13時13分。
ところで
私の家にキリスト教系の宗教の方が
ときどき勧誘に来ていました。
私は私の信じるものが
ちゃんとあるので必要ないですよ
と玄関先できっぱり言うと
一体私が何を信じているのか
興味を持たれました。
私は、組織や誰かを通して
神の言葉を聞くのではなく
自分で直接聞き、わからなくても
自分で感じるようにしている
と言うと、ますます興味を持たれて
毎週のように来られるように
なりました。
最初は私も
「宗教だけじゃなくて
私のような信仰のしかたもあるよ」
と、伝えたい気持ちがあったのです。
でも、あちらは
自分達こそ正しくて
自分達こそ幸せだと思っているので
何を言っても伝わらない。
(↑あたりまえ)
そして
私が神について「わかってない」
と思っているようでした。
(↑あたりまえ)
何を信じようと
あちらも私も自由。
このままでよいよね
もう話す必要はないよね
とわかり、そうお伝えして
もう会わないようにしていました。
ある日
そう、サビエル記念聖堂を訪れた
次の次の日でした。
「ピンボーン」
「あ！宅急便だ！」
待っていた荷物だと思い込んで
確認せずに出たら
その宗教の人達でした。
「しまった！」
いつものようにあちらは２人組。
私と話すのは、毎回ずっと同じ人で
もう１人は
ちょっと後ろに下がったところにいて
毎回違う人。
変わったやりとりをする私を、まるで
いろんな人が見に来ているようでした。
その日はめずらしく
いきなり質問されました。
イエス・キリストからの
最高のプレゼントは何だと
思いますか？
迷わず私の口から
とび出してしまった言葉が…
「愛」
「ええーーっ！」
なんでそれを
知っている
って顔で、
２人とも驚きのあまりのけぞりました。
質問した人は大興奮して、
後ろの人に
「ねっ？ねっ？
この人、面白いやろっ？」
と言いました。
私がこれまで何を言っても
驚くどころか納得したことさえ
なかったのに
なんでこのことが
２人をこんなに驚かせたんだろう…
私にはさっぱりわかりませんでしたが
どうやら私の答えは
あっていたみたいですね
もらった愛は、もうだいぶ
少なくなってるかもしれないけど
(↑使っちゃった？
)
そのとき私が確かに
この両手いっぱいに持っていた
イエス・キリストからの
愛をこめて
メリークリスマス！
よいクリスマスを
おすごしください