奈良県天理市の夜明けです。
皆さんも少し興味あるタイトルだと思いますので、
気になった廃道をどこまでも調べる、その調査力で記事にできたらと思います。
冬のきれいな朝。
今回泊まったのはここ。
奈良県天理市にある詰所といわれる天理教信者の泊まる施設です。
天理教徒の方に手配していただきました。
天理市内にはこういった大きな建物がたくさんあります。
もちろん宿泊施設ではありますがホテルではなく、修行やお勤めをするために泊まる部屋ですのでこのような感じ。
布団と小さな折り畳みテーブル1つ、エアコンと電気それしかありません。
消灯時間もありますので守ることがいくつかあります。
ただ、通常の日は詰所の利用者も少なく私たちが泊った日もこんなに大きい建物ですが電気がついている部屋は数えるほどしかありませんでした。
建物内も廊下など煌々と電気がついているわけではなくどちらかというと電気がついていません。
必要最低限を照らすものしかなく薄暗いのです。
なので夜は特に暗い。
部屋の窓から見た建物。
これはちょっと圧巻ですよね。
軍艦島を彷彿とさせます。
ちなみに詰所は所属している教会によって割り振られていますので、教徒の方はそれぞれの詰所に入られます。
この大きな建物は4つの教会の詰所が1つになっています。
市内を見渡すといくつも見えるのがこの大きな煙突。
これはお湯を沸かすボイラー施設。
詰所にはそこまで大きくはありませんがお風呂も食堂もあります。
建物を見てもらうとわかる通り巨大で複雑です。
お風呂の場所も行き方を覚えておかないと迷子になりかねません。
同行者が「あれーどっちから来たんだっけ?」とふらふらしていました。
食事は頂かったのですが質素のもののようです。
朝は御飯とみそ汁。
どの詰所でも同じものが提供されます。
これは親神様(後で説明します)にお供えされるものと一緒なので信仰する神様と同じご飯が食べられるというものです。
メインになる地理を確認。
天理駅から、
天理教の教会本部となる建物まで一直線に道路が敷かれています。
車道のほかにアーケード街もあり雨にぬれずに教会まで行くことができます。
私たちが泊った詰所はアーケードの途中にあります。
さすがに12月30日なのでお店は開かないかな。
時間も6時46分ですので人もまばら。
神具店がちらほら目に付くかなと。
普通にラーメン屋や食べ物屋もありますし、本屋もあります。
ブレてしまいましたがこのおやさと書店は天理教関係の出版物を中心に販売されています。
天理教には道友社という出版部門がありそこで作られた本がこの書店に並ぶようです。
他にも輸送部があり天理教徒の方は電車の切符も少し安く買えるようです。
これなんかはまさに天理教の都市であることを
(どんな意味かは後で説明します)
表わしているのかもしれません。
天理市の市章はこのマンホールのマークなので国旗と並べられた旗は天理教の旗かと思います。
ここがアーケードを抜けた先にある天理教教会本部です。
かなり大きな神殿で東西南北4方向に入り口があります。
どこから来ても受け入れますという意味で神殿は24時間いつでも訪れることができます。
見てもらっているのは南側の入り口。
(内部がどうなっているのか何をどう信仰しているのかは後で説明します)
南側には、これを何と呼べばいいのか参道でいいのか。
大きな入り口があり道が伸びています。
たくさんの旗がありますがこれは大教会の旗。
教会が50~60集まると大教会になります。
大教会の旗がこれだけあるということはどれだけ規模の大きな団体かわかります。
右に見えているのが祖霊殿。
こちらが教祖殿。
何気なく抑えた写真がのちに調べてみると結構重要な場所であることがわかりました。
私がここについたのは朝7時。
日の出の時間、冬の現在は7時から朝のおつとめが始まります。
内部は写真に撮れませんがこの日のおつとめには200人くらいの方が参加されていたそうです。
宿泊施設に泊まる話が来てから天理教は天理市とはどういうところなのか調べました。
天理大学であったり天理市、天理教という言葉は聞いたことがありますが実際どういったものなのかは知りませんでしたし、
一般的に宗教施設に宿泊するというのはかなり特殊な体験かと思います。
相手の懐に入る前に相手を知る必要があります。
この辺の警戒心はご理解いただければと。
次回はせっかくなので天理教ってどんな宗教なのか調べたことをお伝えしようかと思います。
どちらに傾くことなく記事にしたいと思います。