ボルダリングを始めて1年半が過ぎた。
3カ月くらいで1足目のシューズを買って、レンタルシューズから卒業。
始めたばかりの人はある程度ジムに通って、続きそうだなと思ったらすぐにシューズを買った方がいいと思う。
レンタルは使い古されているので自分の足には合わないし、小さなホールドや角度が急なボテには乗りにくい。
そうなるとなかなかクリアできない課題が出てきてしまい、思うようにクリアできないとつまらなくなってしまう可能性がある。
ただ、シューズを買ったからといって劇的に課題ができるようになるかというとそういうわけでもない、やっぱり体の使い方とかが追い付いてこないと出来ないものはできない。
あまり期待しすぎない方がいい。
〇1足目のシューズ
ボルダリングのシューズは普段履いている靴と比べて小さめのものを履く。
基本的につま先でホールドに乗るので靴の中でつま先部分に空洞ができていると靴が曲がってしまい体重を支えられない。
つま先まで足の指がしっかりと入っていて、ホールドに乗った時にグッと力が入るように足の指は少し曲がっていた方がいい。
これまた基本的にはボルダリングジムにいる、例えば2時間ずっとシューズを履いているわけではなく、上るとき以外はシューズを脱いでいる。極端に言うとそんな感じだ。
だから履き心地は“ずっと履いていられる”という基準で選ぶ必要はない。
ただ履いて痛みがない靴がいい。
足のどこかがシューズに強く当たっていて痛みが出てしまうと、試着段階では我慢できているかもしれないが履くたびに痛みが強烈になっていき、課題をトライしているときに痛みと戦うようになっては意味がない。
シューズにはいろいろな種類があってダウントゥーしてるものやターンインしているものがある。
初心者が1足目に買うシューズはフラットで足入れが良くてターンインしていないものがいいと思う。
私の場合スポルティバのアラゴンというシューズを買った。

↑私の買ったスポルティバのアラゴン
ベルクロが2本で開口部が大きく取れるため脱ぎ剥ぎがとても楽。

↑ダウントゥー(つま先が下がっている)しているシューズはカッコいいがとにかく足が入らない。
試着はただなので遠慮せずに1度履いてみるといい。
足も入らなければ足の甲も強烈に圧迫され、「あ、このシューズは無理だな。」と思うはず。
私も憧れから一旦履いてみたが、ぐいぐい足をねじ込まなければならずこんなに履くのが大変なのかと思った。

↑私の買ったスポルティバのアラゴン
アラゴンは底面がフラットでスニーカーのようで何時間でも履いていられた。
レンタルシューズより小さなホールドにしっかり乗れるし、スメアリング性能(平面を踏みつける性能)も高くボテも安心して乗れる。
フラットであるがゆえに粒のようなホールドやボテの淵には乗りづらい。
性能、シューズの形、ゴムの種類、構造に関しては初心者では何の知識もないと思うのでく、色が気に入っているとか、見た目がいいとかそんな基準で選べいいと思います。

↑私の買ったスポルティバのアラゴン
もう1つ、ターンインといってシューズが親指側に曲がっているデザインがある。
これも履き心地に大きく影響している。
私の1足目のシューズはターンインもしていない。

↑ターンインしているシューズ。親指側にシューズが曲がっているデザインの物。
親指側にシューズが曲がっていると力を一点に込めやすいが、親指以外の指がシューズに強く当たるため初心者は痛みが出やすい。
1足目のシューズをネットで調べる時は、ダウントゥー、ターンインがないものを探してみるといい。
良さそうなフラットシューズが見つかったら必ず試着してシューズの“足型”が自分にあっているかどうか確認してください。
後にシューズの履き方を書きますがまず踵がしっかり奥まで入るか。幅が狭くきつくないか、甲が極端に圧迫されていないか、つま先に余りがないか。
お店に行って1足目のシューズを探していると伝えるとおそらく普段生活しているときの靴のサイズを聞かれるか、足のサイズを測ってくれて合いそうなサイズのシューズを持ってきてくれると思います。
その持ってきてくれたサイズのシューズを履いてみてもう少し大きいものがいいのか小さいものがいいのか、ワンサイズずつ下げていく上げていきフィットするものをじっくり探してください。
もし踵が奥まで入らない、幅が狭い、足の甲が当たって痛いとなったら、そのメーカーの別のモデルを履いてみるかそのメーカーを諦めるかしてカッコよさや知名度より無理なく履けるを優先して探してみてください。
私の場合。
アンパラレルのシューズは踵の作りが小ぶりでしっかり奥まで入らない。
シューズの幅がかなりタイトできつめに締め付けられる感がある。
アンパラレルの中にもいくつもモデルがあるので各種履いてみましたが全体的に足型が合いそうにないなと判断し、アップフロートはかっこよくて2足目の欲しい候補に入っていましたが諦めました。
〇シューズの履き方
私は1足目のシューズを買った後に履き方があることを知りました。
何も考えず足を突っ込むだけでは適切なサイズを選ぶことができない。
この履き方を知っていたらもう1サイズ下の物を買っていたと思う。
ということは結果的にワンサイズ上のゆったりしたシューズを選んでいたということになる。
文字では伝わりにくいかもしれませんが、書いてみます。
シューズを履いたら片方の手でプルタブもう片方の手でヒールカップを持って膝を伸ばすように踵をシューズにグッと押し込む。
押し込んだら手を離して土踏まずからつま先にかけて両手で靴を揉んだり捩じったりしながら足の形と靴の形を馴染ませる。
最後に土踏まずを靴の外から持ち上げながらベルクロを締めます。
これで足の形にしっかりフィットして履けます。
ちゃんとフィットさせられないとシューズの性能が出し切れなかったり、そもそも自分の足に合ったサイズを見つけることができない。
〇2足目のシューズを選ぶまで
ある程度経験を積んで5級がクリアできるようになり、4級に挑戦し、3級も少しづつできるようになってくると自分の好きな課題や苦手な課題が見えてくると思います。
私は1年半で2足目のシューズを購入しました。レベルとしては上に書いたような3級が少し触れるようになってきたかなという感じ。
ボルダリングというとサルやナマケモノのようにぶら下がるような強傾斜を思い浮かべるかもしれませんが、どちらかというとスラブという壁が好きでそこにある課題に挑戦することが多くなった。
強傾斜の3級は全く手が出ないが、スラブ壁なら2級に挑戦できるので楽しい。
自然と小さな粒のようなホールドに乗れるような、ボテの淵に立ち込めるシューズが欲しいと思うようになっていた。
具体的な思いが出てくると漠然と選ぶよりも探しやすくなる。
1足目のアラゴンはソールが柔らかめでスメアリング性能は良いもののつま先で立ち込むのがやや苦手なシューズだった。
2足目を買う買うならつま先が固めかもしくは痛くない程度に少しダウントゥーしているもの。
何足か試着しているとアンパラレルというメーカーのシューズは幅が狭く踵が深いため合わないことが分かった。
アンパラレルのアップフロートというシューズはカッコいいなーとは思っていたが候補から外れた。
イボルブというメーカーはベルクロが少し特殊でしっかりホールドしてくれそうで興味があった。
足型的にも問題はない。
スポルティバもあまりダウントゥーがきつくないスクワマライトという新モデルが出ている。
そんな中、よく考えてみると海外のシューズより日本で作られているシューズの方が足型が合うのではないかと思い横浜のペルアドラのジムへ行ってみた。

↑ペルアドラのS-01というシューズ。
これは日本人の足型から作られており何の痛みも違和感もなく履けた。
凄く安心感がある。
ダウントゥーもターンインもきつくない。ナチュラルだ。
ただ全体的にソフトで1足目とは明らかに違う履き心地の物を1度履いてみたかったため、どちらかというと1足目に近い履き心地のこのシューズは保留にした。
逆にこれを履いたことにより少し責めすぎたシューズを買ってもここに戻ってくればいいという着地点ができてしまった。
よし2足目は自分の理想に近いものを思い切って選んでみよう。
マッドロックって名前がカッコいいよね。ということでスポーツ用品店で気になっていたマッドロックのシャークⅢを履いてみた。
ダウントゥーはしているがそんなに激しくなく足入れも悪くはない。
どちらかというとヒールもトゥーもがっちりラバーがついていて自分には過分な性能ではないのか?と思うくらい。
履き心地も良くカラーも良い。
ただ残念なのはサイズが無かった。試着したものはやや大きく1サイズ下も履いてみたかった。
代わりに目に入ったのがマッドロックのD2one。
つま先も固くソールは3Dで立体的、少しダウントゥーしている。
まさに思い描いていたシューズ。
試着してみるとつま先立ちもできるし、ターンインしているのでやや親指以外の指が窮屈と感じるが痛みはない。
サイズも履きたいサイズはすべて履けた。
ということで履いてみたかったメーカーのシューズで決めた。
〇2足目のシューズ
マッドロック D2one
意外だったのはよく足になじみジムで2時間ずっと履いていられる。
時間が経てばたつほど馴染んでる感じがすごくする。
足入れ感は悪くなく通常レベル、脱初心者になればこれは普通のレベルだと思います。
逆に足入れが良くなるようにいろいろ考えられている。

つま先から踵まで一体形成ラバーでさらにソールは3D形成。継ぎ目のない構造で足型にフィットしラバーパットの剥がれや違和感の解消。
ラバーは程よい剛性を持ちマッドロックの中では柔らかい方、ボルダリングシューズの中では中程度の硬さというところに位置する。
前部にシャンクが入っていることによりエッジングやかき込みをサポートしながら柔軟性が高く曲がりやすいのでスラブやボテのスメアリングにも対応。
スラブ壁のように足に依存するような場合にはすごく頼りになる。

トータル的に買ってよかったなというシューズ
と、まあ初めてシューズを買うときなんかはよくわからずなんとなく買ってしまうと思う。
YouTubeで誰かのシューズのレビューを見ると思う。
でもそれはその人の足の形での感想なのでなかなか判断が難しい。
これからシューズを買う人が私のブログを読んで何かのヒントになればいいなと思って書いてみました。