丸金1と呼んでいる標石。
鳴沢道の廃道と精進口登山道の分岐に立っている。
実際には”金”とは記されていない。
六字名号塔が地面に置かれているのはおかしいとの指摘をYouTubeの視聴者さんから頂きました。
確かに信仰のある人が建てたなら台座なりに置かれるはずだろう。
それともう1つ関連して気になったのは丸金1の標石の石の素材と、台座の素材が異なる。
これは一緒に探索したかもすさんから出た言葉だが、現在の丸金1の標石が乗せられている台座は丸金標石を乗せるためのものではないと。
石の素材からして六字名号塔を乗せていたものではなかったのかということだ。
これはそもそも丸金1が昔からこの場所にあったわけではなく、何かのきっかけでここへ移された説から発展したものなのだが。
皆さんもご存知の通り、片手袋研究家の方がいる。
私は廃道という特殊な場所を探索するので昔石井さんと廃道で手袋を見つけたら写真に撮ってアップしますなどというやり取りをしたのだが、
廃道で片手袋を見つけることはなかった。
ここは廃道ではないのだが、樹海の中。
東海自然歩道を歩いた人が落としたのか、片手袋が介入型として安置されていた。
丸金2の標石。
何度ここへ来たことだろう。
私が樹海の廃道へ来るきっかけとなった石碑だ。
最初はYouTubeで見たのだがお墓と勘違いしたものだ。
回転事変を経て樹海の廃道が完全に人々の記憶から消されてしまったものではないことを確認できた。
丸慶さんからの朝の富士。
今日の朝焼けです。
下り山にある三等三角点。
残念ながら樹海の至近ではあるが樹海にあるものではない。
この山まで溶岩は流れてきたもののここで止まったため、三角点があるこの地面は溶岩ではない。
溶岩台地に埋め込まれた三角点を見てみたいものだ。
樹海は薄暗く入ったものは二度と出ることができない死の森ではない。
噴火した溶岩の上に木々が生え一般的な森とは比べ物にならないほど若い森だ。
木々の種類も特殊で森が形成される初期の段階を見ることができる。
空は低く開け、視界に葉が多いため緑に覆われ、陽の光が降り注ぐ生命力にあふれた森であることを
ほとんどの人が知らない。
世間一般の”イメージ”で死の森であると誤解している。
そういった一面はないわけではないが良く晴れた午前中に樹海に足を踏み入れてみることをお勧めする。